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165: 陣龍 :2020/10/10(土) 00 03 11 HOST 124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp ニューファンドランドの奇跡 『ニューファンドランド島撤退作戦』 【事前状況】 アメリカ合衆国、ソヴィエト連邦、フランス諸勢力を主軸とした反日英連合、別称【ジェノサイド・ファミリー】の奇襲攻撃により開幕した第二次世界大戦は、イギリス本土と本国艦隊に無視出来ない多大な損害を齎した。合衆国海軍による宣戦布告同時奇襲により、開戦近しと言う事で本土近海にて遊弋していた英国本国艦隊に少なからぬ損害が与えられた事に加えて、まともな国家体制にないカルト教団が跋扈しているのでまともな近代戦力を持っていないと看過されていたフランス側からの自爆攻撃部隊がグラスゴー等の英本土の重要工業都市や艦隊に直撃し、初動が一瞬遅れてしまった英国空軍が飛び立った頃には米合海軍の攻撃で損害を受けた本国艦隊や英国陸軍の高射砲部隊が押っ取り刀で死に物狂いに自爆航空機隊へ対空砲を乱射する地獄絵図が広がっていた。 そしてイギリス本土への奇襲攻撃で米合側が求めて止まなかった『時間』を得た米合軍は、既定の作戦に則りカナダと米連へ大規模侵攻を開始。当然コレを予期していたカナダ軍・米連軍は総力を挙げて迎撃に挑むも、宣戦布告同時攻撃による奇襲効果に加えて想定を遥かに上回る火力と人海の物量攻勢を前に、国境線近くに作り上げられていた要塞陣地は米連側は二週間、カナダ側に至っては八日と立たずに力技で強行突破され、人員や民間人の後送を急ぎつつも撤退戦に移行する事を余儀なくされた。 ただ、国内に踏み込まれつつも何とか防衛ラインの構築に成功し、ギリギリの範囲ながら機動防御を成功させて踏み止まった米連側と違い、元々の国力や人口に劣るカナダ側はその国力に見合わぬ要塞や軍備を整えていたものの、全てを喰らい尽くす獣と化していた米合軍を押し留めるには戦力がどうしても足りなかった。この点、地理環境から寒冷地方と森林が多いカナダが各所に拠点を構築して必死の防戦を展開しても、それを全て薙ぎ倒す勢いで攻め込まれているのだから無理のない話である。 あわよくば国境線近くで米合軍を押し留める事が出来れば最善であったが、予想されていた通りに米合側の飽和攻撃で押し切られた事を認識したカナダ政府や軍は、次善の作戦の通りに捲土重来を期する為に一時日本帝国領加州の援軍を受けられるバンクーバーへ撤退する事を決断。この事は開戦前から何十年にも渡って想定されていた事でも有るので、開戦前の米合側と日英側の今までより進む更なる関係悪化から進められていた加州側への大規模疎開を更に加速。使える輸送機や民間人協力者によるトラック、自動車輸送のみならず、鉄道輸送を西から東への一方通行にする事で多数の機関車や客車を使い捨てにする代償に急速な国民の避難を実現させたカナダ政府と官僚たち、そしてその『脱出車輛群』を守護するカナダ陸軍と空軍、そして日本陸海軍航空隊の活躍により、米合軍の熾烈な妨害により列車が爆撃されたり鉄道が一部破壊される等の、戦争には付き物である事前の計画との少なからぬ齟齬が発生したものの、カナダ軍主力と日本帝国加州軍に相当な損害が出たが何とか大多数のカナダ国民の脱出に成功。カナダとイギリス本国、一部加州の工兵が作り上げた要塞群で遅滞戦闘に努めたカナダ軍主力部隊の献身的戦闘は、電撃戦により一気にカナダ全土を飲み込む予定であった米合軍の戦略を序盤から頓挫させる大金星を挙げており、戦後の総括レポートでも米連側の防戦と共に米合に勝利に多大なる貢献をしたと明記され、21世紀現在に至るもこの前人未到のエグゾダス計画(脱出作戦)を凡そに置いて成功させたカナダ政府や官僚、そして軍の貢献は歴史書のみならず教科書にも大きく記されている。これは政府らによるモノで無く国民側の自発的選択と言うのだから、世界的にも異例と言えるだろう。 166: 陣龍 :2020/10/10(土) 00 05 39 HOST 124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp 【想定外の籠城者】 一千万弱のカナダ国民を可能な限り脱出させると言う常識外れの離れ業を決行し、しかもその計画の大半を成功させる偉業を成したカナダ政府や官僚が、行きつく暇も無く受け入れ先のカナダ州東部や加州との会議や調整に入ろうとした矢先に、既に放棄していたハズのカナダの大西洋沿岸部に存在するニューファンドランド島から緊急電文が入電した。電文を打ったのはカナダ東部にて哨戒や民間人疎開の警備任務に就き、既に鉄道で長躯カナダ西部に撤退して居たハズの部隊の一部だった。電文を受信した瞬間から嫌な予感しかしなかったカナダ軍は、その嫌な予感通りの事が記された電文に頭を抱えざる負えなかった。米合との戦争間近となっても疎開をどうしても拒む一部民間人を説得し、時間が掛かったが何とか折れた民間人達を連れて東部に退避していた最中に、米合による交通網を狙った爆撃に巻き込まれてしまい、幸か不幸か人的被害こそ無かったが操車場や鉄道の線路が爆撃の直撃を受け、数少ない工兵や土木業者が必死に修繕している間に米合軍はカナダ中央部を真っ二つにする形で占領地を拡大。 その為に東部への退路を断たれたこの民間人を抱えた部隊は止む無く西部へ撤退を始め、そして死神の如く目敏くこの孤立無援と化したカナダ軍部隊を米合軍は発見し、始めは主に航空機による空襲であったが次第に米合軍陸上部隊の存在が見え始め、必死の逃避行の末未だ米合軍の手が及んで居なかったニューファンドランド島に逃げ込んでカナダ東部へ電文を発した頃には軍人、民間人合わせて七千人程度にまで戦死、行方不明で人数を割り込んでいた。この時米合軍への欺瞞用としてカナダ軍とイギリス本国軍工兵がニューファンドランド島に欺瞞陣地や施設を作っていたがそれを本当に使う羽目になった現地残存部隊は、カナダ政府は英国本国に緊急打電を行う。『救援に来れるか、さもなくば人として死ぬ事を望むか、何れかを願うか』、と。 逃避行の間に各地の基地や町村から物資を徴収し、米合との常態的関係悪化によりかなりの寒村であったが世界屈指の漁猟地であるニューファンドランド島での漁である程度の食糧自給と耐久は可能であったが、米合軍が押し寄せてきたら一瞬で全滅するのは分かり切っていた。ただ何とも幸運な事にカナダ軍とイギリス本国軍工兵が精鍛込めて作り上げた欺瞞陣地は見事に【案山子】としての効力を発揮し、米合軍はこのニューファンドランド島を『イギリス本国軍がカナダに乗り込む為の橋頭保とする為に作り上げた要塞島』と誤認しており、この【要塞島】を攻略するには全く陸上戦力が足りないと判断していたが為に米合軍陸上部隊が多数集結するまで対岸で待機状態に居たが、代わりに米合海軍が艦砲射撃等で事前攻撃を開始し始めたので、陣地の奥深くに籠る残存部隊と民間人に限界が来るのは時間の問題だった。 【政治的決断と望まれなかった救援作戦立案】 そしてこの緊急電文を受信したカナダ政府は本国へ転電し、本国はこのニューファンドランド島に逃げ込んだ七千人弱の将兵と民間人の救援か、それとも僅か七千人を割るカナダ人を見捨てて玉砕させるかを巡って短くも激しい論争に突入した。 当時の英本国海軍は米合海軍の奇襲に加えて予想外のフランスカルト兵による自爆攻撃によって、本土の港湾施設のみならず正規空母『ヴィクトリアス』や戦艦『キング・ジョージ・五世』の艦橋に自爆機が体当たりし艦隊上層部諸共吹き飛ぶ等の装備のみならず人員面を含めてかなり大きな被害を受けており、その混乱が尾を引いてニューファンドランド島を取り囲む米合海軍の主力艦隊を排除、または牽制するだけの戦力は早急に用意出来なかった。開戦と同時の損害に加えて、米合海軍の奇襲部隊並びに潜水艦部隊、そしてフランスカルト兵によるものと思われる多量の機雷も本国近海に浮遊機雷として流れており、此方の掃海にもそれなりに時間が必要だった。加えて米合海軍の襲撃にフランスカルト兵による特攻に加えて、米合の大規模支援と言う柱に括りつけられ、さながらゾンビの如き復活を遂げたソ連軍が陸上部隊だけでなく潜水艦による通商破壊に加えて虎の子の米合製高速戦艦に中型正規空母を基幹とした艦隊が出撃してドイツへプレッシャーをかけ出した為に、そちらへの対応も余儀なくされた。 167: 陣龍 :2020/10/10(土) 00 07 27 HOST 124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp 昨今の戦略事情や国民感情などの変化によって日英側に着いたドイツ海軍が本来このソ連海軍に対応するべきなのだが、日英による空売り砲を国内の公共投資に加えて東欧を経済圏として確保した上で日英に与する事で日英側の経済圏にリンクして安定した経済運営が出来ている現状であっても、元々ドイツは陸軍国家で海軍に回される予算は常々少なく、そして先の大戦の結果世界各地に皇帝陛下の置き土産と揶揄される植民地が点在している為に、これらの領域守護の為典型的な近海迎撃海軍では無く英国海軍型の長距離航続可能な軽武装で尚且つ安価な巡洋艦を(比較的)重視した海軍に なってしまっており、ヒトラー宰相の肝いりでドイツ海軍の艦隊拡張計画(Z計画)の第一期艦となるビスマルク級戦艦二隻にグラーフ・ツェッペリン級空母一隻、そしてそれ以前に建造されていたヒッパー級重巡羊羹数隻を除けば、目ぼしい水上艦は少なかったのだ。相変わらず潜水艦は優秀だが、海域的に狭いバルト海では哨戒機が各海域を飛び交い易いのでその効力は大分減じられる。イギリスからして見れば、陸上と海中は兎も角海の上では何とも頼りにし難い『盟友』である。因みに戦争勃発の為Z計画は計画の端緒で中止を余儀なくされた。 開戦初頭の損害に加えてソ連海軍の策動への対応で戦力が引き抜かれてしまい、その為に大規模艦隊を投入した救援は不可能と結論されかけた時、日本海軍に一時出向してイギリス海軍人らしからぬ思考を時々見せるようになったとある海軍将官の発案により、急遽カナダ政府救出作戦が立案された。作戦内容は、高速発揮可能な巡洋艦以下の軍用高速艦によって、この時期ニューファンドランド島を包む霧に隠れて揚陸し、人員のみを救出し即時撤退すると言う、何とも運の要素が強すぎる賭け染みた作戦であった。 当然ながら軍事学上の定石を無視したこの無謀な作戦には、話を聞いた英国海軍人の誰もが『ジョーク』と認識した。 裏を返せば『ジョークと見做している間にこの夢想を撤回しろ』と言外に伝えていたのだが、件の海軍将官は『現状すぐさまカナダへ、米合海軍に警戒態勢を強化される可能性が少ない状態で接近出来る』と続け、そして『米合に同胞を見捨てたと言う喧伝材料を敢えて与える必要性は存在しない』とまで言い切った。賭け事が好きなイギリス人でも流石に投機性が強すぎると渋い顔をする海軍上層部であったが、この時戦時体制に移行し新たに首相に就任した元海軍大臣の首相がこの話を聞き付け、首相直々に今救出作戦にゴーサインを出した事で強制的に実行される事となった。渋る海軍上層部だったが首相が『あの人喰い共には、我らが同胞、我らが国民の一人足りとて奪われる訳には行かない。奴らは人に非ず、戦争の為に戦争をし、【効率】の名の下に神の御許に行かれた人々を埋葬すらせずに家畜に食わせる。獣以下に堕落した者どもの魔の手から、我が王国海軍が救い出すのだ』『今の英国国民は開戦初頭の損害に動揺し、士気を落としている。その上で同胞を見捨てる様な行為をしてしまえば、国民からの政府や軍への信頼は失墜し、何より厭戦気分が出て来る恐れがある。今戦争は米合を滅亡させる唯一にて最後の機会、それだけは避けなければならないのだ』と言う説得の言葉には、折れるしか無かった。 ソ連海軍のプレッシャーに対応すべく臨時編成で出撃する主力艦隊に多数の浮遊機雷の除去作業に全力を尽くす掃海部隊に紛れ、表向きは米合海軍の通商破壊に対応する為として、英国海軍でもこの時期僅か数隻しか存在しない貴重な新鋭洋上高速補給艦をこっそり艦隊に同行させたカナダ政府救援艦隊、その旗艦の名をエメラルド級軽巡洋艦『エンタープライズ』と言う。既に旧式化しており、改装されたものの現在では船団護衛専任だった軽巡であった。 168: 陣龍 :2020/10/10(土) 00 09 53 HOST 124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp 【待機・遊弋・焦燥・活路】 北極圏に近い航路を回って米合海軍の目から逃れつつニューファンドランド島に突入する機会を探るカナダ政府救援艦隊であったが、事前の想定とは異なり、本来この時期であればかなり濃い霧に包まれるハズであったが今年は異様な事にまともに霧が出て来ない、出て来ても霧と言う程に全く濃くないと言う異常気象であり、現地ニューファンドランド島に籠る残存部隊からの報告でも霧が殆ど 出て来ない上にこの時期(11月~3月)特有の激しい嵐も発生しておらず、米合海軍が盛大に艦砲射撃を繰り返していると言う悲鳴と絶望の絶叫が電文で英国本土や救援艦隊にも届いていた。だがニューファンドランド島を取り囲む米合海軍の戦力は戦艦や重巡を多数含む等強大であり、霧が出ていない中での突入は作戦失敗しか有り得ないとする、今作戦の発案者にして指揮官として任じられた提督により一時洋上を無為に屯する事になる。 その後もあくまで通商破壊対応の小艦隊の振りをしつつ突入の機会を伺い続けるも、現地残存部隊に救援艦隊の願いも虚しく未だに濃い霧や激しい嵐は起きない季節外れの穏やかな海に包まれたままのニューファンドランド島海域。この事には作戦指揮が消極的だとする一部艦隊の人員や、カナダ人救援失敗の危険性に加えて貴重な洋上高速補給艦を危地に出している事に焦る英国本国から批判の的となり、一時はあわや撤退命令が下されるまでに至ったものの、此処まで来て帰投すればそれこそ完全に『見捨てた』事になると必死の説得をする首相、そして各所からの非難も全く意に介さず『英国紳士は優雅成れ、待てば必ず助け出せる』と唯々『時』を待ち続ける救援艦隊の提督の悠然とした態度により時間が稼がれ続け、各艦の燃料、並びに高速補給艦の油も限界まで減りかけてとうとう撤退の言葉すら出始めた直後に、後世に残る有名な救援艦隊からの電文をイギリス本国は受信する事となった。 『ニューファンドランド島海域は霧に包まれる。ワレ、これより突入セリ。神の御加護に感謝す』 【ニューファンドランド島の奇跡】 レーダーによる逆探、並びにニューファンドランド島の守備隊からの報告で島を取り囲む米海軍が霧に包まれた為か反応が無くなった為、これまでの消極姿勢から打って変わって突撃を命じた指揮官隷下のカナダ政府救援艦隊は勇躍ニューファンドランド島へ突入。僚艦と接触事故を起こしかけた程に濃すぎる霧を隠れ蓑に接岸に成功し、生き残っていた現地残存部隊に民間人全員の救出に成功。 着の身着のままの民間人は勿論の事、守備隊の装備していた銃火器等重かったり嵩張る軍装は全てその場に海中投棄し、偽装陣地である為本来であれば装備や機密書類等の爆破処理等をせずとも良いので一心不乱に急がれた収容作業により、数時間と立たずにして全員乗艦した後は燃費無視の最大船速でニューファンドランド島から脱出。そして事前に退避させていた高速補給艦から最後の燃料補給を受けつつも高速で離脱に成功し、一度北極航路にて時折起きる悪天候に見舞われただけで通商破壊に出ているハズの米合海軍潜水艦とは一度も接触しない幸運に恵まれつつも英国本土へ帰投。軽巡『エンタープライズ』率いるカナダ人救援艦隊の奇跡の活躍は、開戦直後の損害に落ち込んでいたイギリス人の士気を一気に盛り返した。無論この事はイギリス海軍や政府を通じて世界に喧伝され、圧倒的優位な状況でありながらまんまと出し抜かれた米合海軍はイギリスの宣伝の巧みさも相まって世界的に途轍もない大恥をかく事となった。 169: 陣龍 :2020/10/10(土) 00 11 42 HOST 124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp その米合海軍だが、カナダ政府救援艦隊が突入する直前に搭載レーダーに敵艦の反応を検知しており、丁度霧が極めて濃くなって来た事も有って『敵艦隊』への突撃を開始。霧に巻かれて衝突事故を起こして複数の艦艇が損傷、一隻の駆逐艦が長期ドック入りを余儀無くされる損害を負いつつも米合が誇るレーダーを以て遠距離射撃を決行。また霧に加えて急激に激化した嵐に苦慮しつつも米合海軍でも初の『艦隊決戦』を前にして盛大に発砲。『敵艦隊』に反撃の余地を与える事無く『殲滅』した後、ようやく訪れたニューファンドランド島特有の嵐が吹き荒れる中再度島の周囲を取り囲み、捕捉した『獲物』への再攻撃を行った。 そして嵐が収まった後に揚陸した米合陸軍の報告によって全ての事の顛末を知り、米合内で相当な『嵐』が吹き荒れる事になる。圧倒的優位にある米合艦隊がものの見事に独活の大木を演じてしまったのだから、これに対するオペレーションリサーチは極めて厳しいモノとなった。しかも戦後の状況の突き合わせにより、脱出途上のイギリス海軍のカナダ救援艦隊と米合海軍機動部隊の空母『エンタープライズ』の艦載機がニアミスをしており、仮にこの時救援艦隊側が冬場の北極航路特有の悪天候に偶然見舞われて居なければ、米合の『エンタープライズ』に捕捉されて空襲を受けて助け出した人間の多くが冷たい北の海で没していただろう。 米合は表面上かつ軍事的にはニューファンドランド島を制圧して勝利こそ収めはしたが、政治的・感情的にはものの見事にイギリス相手に惨敗したのだった。 【奇跡の撤退作戦に残る謎】 さて、この奇跡と称される撤退作戦だが、軍事研究者等からは『米合は一体何を【敵艦隊】と認識したのか』と言う一つの疑問が提示されている。定説上は『レーダー上の虚像を敵艦隊と誤認した』となっているが、米合海軍のレポートによれば全艦が同じ標的を確認し、命中弾有りと推察した標的は全艦一斉に反応が消失すると言う極めて不可思議な現象が確認されている。米合海軍の艦艇には須らくレーダーが搭載されており、もしレーダー上の虚像が有ったとしても別個の位置に存在する艦艇全てが同じ反応を示すとは少し考えにくい。加えてそのレーダーで捕捉していた『敵艦隊』は妙に動きが遅く、まるで帆船か何かが相手のようだったと言う証言すら残っていた。その為一部のオカルト雑誌やオカルト番組では、過去この海域では米合に『交易船』によって連行されるも、死力を尽くして港湾の船舶を奪取して脱走した奴隷たちが乗る船が米合海軍の手により撃沈され、真冬の海に投げ出され誰一人として救助される事も無く全員溺死した事件が存在して居た事から、米合の手から逃れようとするカナダ人たちを脱出させ、自分達を地獄へ追いやった米合へ吠え面かかせる為にこの世に舞い戻ったのだ、等と言う与太話も有る。一体何が真実なのかは、永遠に謎なのかもしれない。 【奇跡と相対した軍艦『エンタープライズ』のもう一つの【事件】】 ニューファンドランド島への救出作戦の功績を讃え、作戦を指揮した提督のみに留まらず、各艦の艦長や下士官等にもそれぞれに応じた勲章が授けられ、軽巡『エンタープライズ』を拝啓とした写真が紙面の一面を飾り、国民からもその勇気と功績を讃えられた彼女は、その後は本来の目的であった船団護衛任務に邁進し、『奇跡』の軍艦であると言う事も有って商船隊の士気や安心感も一入であり、実際この軽巡『エンタープライズ』が旗艦を務めた船団は他の船団よりも統計的にも体感的にも被害が少なくなっており、その『奇跡』に肖って『エンタープライズ』の写真や艦の一部をお守りとして持っていく商船は後を絶たなかった。だが彼女…軽巡『エンタープライズ』と共に奇跡を体験した他の駆逐艦や軽巡には余り運が向かず、有る艦は米合潜水艦の雷撃から商船を守る為に壁となって被雷・爆沈し、有る艦は常態的に体当たり攻撃を主戦法としているフランスカルト兵に発見されて守るべき輸送艦諸共航空攻撃と特攻を受けて沈没し、また有る艦は敵艦隊と鉢合わせして輸送艦が逃げる時間を稼ぐために敵艦隊に突撃、火達磨になりつつも敵巡洋艦に体当たりして無理矢理輸送艦が逃げるだけの時間を稼ぎ出した後撃沈される等、様々な形で戦火の波に飲まれ、次々と海神の御許に誘われて行った。 170: 陣龍 :2020/10/10(土) 00 13 48 HOST 124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp そしてフランスのカルト教団群、米合の支援と言う柱を無くして尚戦い抜いて前のめりに倒れたソ連の後始末もそこそこに、一時撤退していたカナダ軍に動員と増援で膨大な戦力を抱えた日本帝国軍がカナダ全土を解放し、日英側の戦力全てを北米大陸へ運ぶ輸送船団の護衛に従事するニューファンドランド島の奇跡に遭遇した艦は、軽巡『エンタープライズ』のみとなっていた。他の軽巡や駆逐艦は既に皆激闘を繰り広げた末に水底で眠りについていた。そして米合討伐作戦の為に北米に派遣され、『奇跡』を見た彼女を初めて見たとある日本人提督は『寂しそうだ』と一言呟き、カナダ救援作戦を指揮した英国人提督に個人的に『エンタープライズ』に久し振りに乗艦してはどうかと提案したと言う真偽不明の噂が有る。 その噂は兎も角として、既に新鋭艦が多数揃っている中その英国人提督は敢えて久し振りに軽巡『エンタープライズ』に乗艦し、輸送船団の護衛序でに英本土からカナダに航行した。そして因縁の ニューファンドランド島海域に差し掛かった時、急速に濃くなった霧に紛れ込んだ軽巡『エンタープライズ』の反応が突如レーダー上から消失し、無線の応答も反応が無くなると言う前代未聞の事象が発生。船団が濃くなった霧から抜け出すも『エンタープライズ』が居たハズの場所からは忽然と消え去り、後方や周辺に居たハズの艦艇も『エンタープライズ』の視認どころか接触等も起こしておらず、一種の神隠しが発生したと大騒ぎになった15分後、レーダー上の反応が復活し、『エンタープライズ』が霧から抜け出して船団に復帰した。カナダに入港後事情聴取を行うも、乗員の殆どが狐に包まれた様な顔であったり、詳細の説明を曖昧にしか語らず具体的となると異様に固く口を紡ぐ等奇妙な応答に終始し、英国人提督すらも『良く分からない』と言う答えの一点張りであり、たった一度だけ『彼女に…皆に有った』と言う意味不明な供述をするに留まった。機械の点検も行うも船団に属していたそれぞれの艦の装備は何の異常も無かったが、軽巡『エンタープライズ』の無線とレーダー機器だけは一部が焼き切れていたり断線しており、原因は不明だが『エンタープライズ』が霧に飲まれた後に発生した故障と認定された。だが結局『何故突如船団から消えたのか』 『何故乗員が揃いも揃って供述が曖昧か非協力的なのか』『提督の漏らした【彼女】【皆】とは一体誰の事か』等、この事件に関する疑問は殆ど分かっておらず、事態は全て迷宮入りとなった。何時もの如く無責任な番組が好き勝手に解釈したりしているが、真相は今では乗員のほぼ全員が鬼籍に入っている以上、最早解明される事は永久に無いだろう。 21世紀現在、軽巡『エンタープライズ』はカナダ国民の請願により、カナダの地にて記念艦となり、ニューファンドランド島にて起きた『奇跡』を、その後の戦争に置ける英国海軍の苦闘と奮闘を、その身を用いて後世に伝えている。時折、英国海軍の軍服を着込んだ 英国人美少女が記念艦となった『エンタープライズ』に現れると言う与太話にしても妙な噂が有るが、それも『奇跡』の立役者となった彼女に対する、畏敬の念の一種なのかもしれない。 171: 陣龍 :2020/10/10(土) 00 18 54 HOST 124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp 以上投下終了に御座る 変更点としては『カナダ国民脱出大作戦』『救出対象は取り残されたカナダ将兵と民間人』『ソ連による戦略的プレッシャーの存在』と言う感じで、多分コレで整合性の弱さとか妙な点は若干でも修正出来たのではないかと思います、多分() 取り合えず思いっ切り英国海軍に出し抜かれた米合への英国流煽りはセンス無いので作れません(オイ)
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前日へ 二十日目 150 誰視点? 1 闇城 2 秋園 3 黒丹羽 4 その他 150 :■■■■:2014/09/09(火) 17 02 08 秒数1の位安価で行くぜ! 1 闇城 2 秋園 3 黒丹羽 4 一厘 5 破輩 6 ヒナミン 7 啄 8 一厘・破輩以外の159支部員 9 一善くン 0 お任せ 151 :■■■■ 治験ヒナミンが気になるのでヒナミンで 152 :■■■■ ☆ 鉄枷「くそ・・・なんでだよ」 鉄枷「なんで・・・!」スタスタ 破輩『――と、いうわけだ』 鉄枷『なら、その黒丹羽をやったやつをぶっ飛ばしに来ましょうよ! こんなことされて黙ってちゃいられねえ!』 破輩『その必要はない』 鉄枷『なんでですか!』 破輩『私達の目的は何だ? 学園を守ることだろ。それに第七学区は私たちの管轄ではない』 破輩『黒丹羽のことは私だって頭にきている。けど、ここは警備員や第七学区管轄の風紀委員に任せるしかないのさ。私達は今すべきことを果たすんだ』 鉄枷「学園っつーのは生徒一人一人の集合だろ? だったら生徒一人のために行動することだって学園を守ることじゃねえのかよ!」 鉄枷「破輩先輩の言いたいことはわかるけどよ・・・それでも俺は」 鉄枷「ぶっちゃけ納得行かねエ!」ダッ 153 :■■■■ ☆ 病院 鉄枷「黒丹羽本人に聞いてやる。あいつが誰にやられたのか」 鉄枷「大事なクラスメイトだ。そのためなら俺は!」 鉄枷「・・・と、あいつの病室はどこだろう」キョロキョロ 鉄枷「しまった・・・せめて聞いてから飛び出してくるんだった」 鉄枷「ん~・・・弱ったな。これだけ広い場所じゃ見つけるのもぶっちゃけ難しいぜ」 鉄枷「ここは人に聞く以外なさそうだな」 鉄枷「よし。あの人に聞いてみるとするか」 鉄枷「あ、そこの人!」 ??「・・・?」 154 誰? 1 ヒナミン 2 アルジュナ 3 秋園 4 その他 154 :■■■■ 1 155 :■■■■ 崎野「なに?」 鉄枷「お、おう・・・」 鉄枷(何だこの子。すごい・・・) 156 1 巨乳だ 2 貧乳だ 3 普通の胸だ 156 :■■■■ 1 157 :■■■■ 鉄枷「・・・!」ハッ 鉄枷(イカンイカン! 何を見入ってるんだ俺は! 俺には一厘というものが・・・) 崎野(フフ。完全にガン見してたわね。今はその視線さえも誇らしいわ) 鉄枷「あのだな・・・実は昨日運び込まれた奴の病室に行きたいんだが知ってないか?」 崎野「昨日・・・ああ、もしかして」 鉄枷「知っているのか! 頼む教えてくれ!」 崎野「いいけど・・・アンタは?」 鉄枷「そうだな、説明が遅れた。俺はそいつのダチだ」 崎野「そ、ならいいわ。着いてきなさい」 崎野(あの急患に闇城が付き添っていたから気にはなっていたんだけど、こいつと関係はあるのかしら) 崎野(闇城のやつ・・・! せっかくこの胸を見せつけようと思っているのに、昨日はいつの間にか病院から消えてるし、メールも無視するしなんなのよ) 崎野「はい。たしかここだったわよ」 鉄枷「悪いな。助かった」ダッ 158 :■■■■ 黒丹羽「・・・」 ピー…ピー…ピー 鉄枷「黒丹羽! おい!大丈夫か!」 黒丹羽「・・・」 崎野「今は眠っているようよ。まあ、軽傷ではないんだしそうそう意識は戻らないんじゃない?」 鉄枷「まじかよ・・・!」ギリッ 鉄枷「一体どこのどいつが・・・許せねえ!」 崎野「あなたは風紀委員? なら闇城を知らない?」 鉄枷「闇城・・・誰だそいつ?」 崎野「昨日この人に付き添って病院にきてたのよ。貴方の後輩と一緒にね」 鉄枷「待て・・・闇城? そう言えば破輩先輩が助っ人が来るとか言ってたな・・・その名が確か」ハッ 崎野「なるほど。闇城は風紀委員の手伝いをしてたわけか」 崎野「それで? 何か連絡は来てない?」 鉄枷「俺の方には何もだな。なんだ?連絡がつかないのか?」 崎野「まあね。まさかこの事件に首を突っ込んでなきゃいいんだけど・・・」 159 :■■■■ 鉄枷(・・・もし俺が闇城ってやつの場合どうするか) 鉄枷(秋園に頼まれて助けに向かったはいいものの、もう既に間に合わなかった) 鉄枷(そんな苦汁をなめちまえば・・・俺だったら) 鉄枷(元を断つために、一人でも調べに行くはずだ) 鉄枷「・・・」スッ 鉄枷「なあ・・・アンタ」 崎野「ヒナミンよ」 鉄枷「ヒナミン、もしかしたら闇城ってやつはやばい目にあってるのかも知れねえ」 崎野「なんですって!?」 鉄枷「根拠はねえけど長年のカンってやつだ・・・」 160 :■■■■ 鉄枷「俺は今から昨日の現場を調べに行こうと思っている」 鉄枷「危険が潜んでいるかも知れねえ、けどついてくるか?」 崎野「もちろん! まだあいつにくたばられちゃ困るのよ!」 鉄枷「なら決まりだ。行くぞ!」 崎野「ええ!」 ??「待て」 崎野「!?」 ??「闇城の危機なら行かない訳にはいかない。自分もついていこう」 鉄枷「あんたは・・・?」 161 誰? 161 :■■■■ 144ですっとぼけてたらマジで敵がペイントになっちゃった件 桃園先生 ゴリ川先生 啄兄貴 一善くン 緋花 アルジュナ ゴドリック 怪傑メジェド のうちの最大2人まで 162 :■■■■ せっかくなのでメジェドで てか何で唐突にメジェド出てきたしwww 163 :■■■■ 162 メジェドは前スレでも2,3回名前が出たけど毎回安価外れで出て来れなかったと思う ちなみに伝承元のメジェド神は神様なだけにチート神だったりする 164 :■■■■ 怪傑メジェド「申し遅れた。私の名はメルヴィン=ルーカス。闇城という子とは・・・」 メジェド「特に何の関係もない」アッケラカン 鉄枷「ねーのかよ!? さも何か縁ありげに登場したくせに!!」 メジェド「いや・・・正確に言えばないわけでもない、もしかしたらもっと早くに出会っていた可能性もあり、それは並行世界では確定した事実でもあり・・・」 鉄枷「まあいいや。よくわかんねえけど、危なさそうなやつじゃねえみたいだしな」 鉄枷「けど、俺一人じゃ二人は守りきれない。ついてくるなら最低限自分の身を守る覚悟だけはしておいてくれよ。二枚目さんよ」 メジェド「案ずるな。これでも自らの力に多少なりとも自信がある」 鉄枷「オーケー。んじゃ行くぞ」 ヒナミ「ええ行きましょ」スッ 鉄枷「うわっ!? なんだそのコスプレ!? いつの間に着替えた」 ヒナミ「バトルフラグが立ったので戦闘衣装に着替えたわ。でも前のサイズだから胸がきついかも」ギュウギュウ ヒナミ「これが終わったら新調しなくちゃね」エヘ 鉄枷(うう・・・ぶっちゃけ、露出多めのコスチュームから自己主張する胸がエロい)チラチラ 鉄枷(イカンイカン! こんな大事な時に何を考えてるんだ俺! 邪念を取り払え! そうだ! 一厘の慎ましやかな胸を想像しろ!) 鉄枷(・・・ふぅ。やっぱ普乳が一番落ち着くな。俺も若い時は巨乳一筋だったが、ある時ふと思った) 鉄枷(ヴィーナス像のように抑えめ、かつ女性のシンボリックを失わない適度な大きさに俺の求める美があると!) 鉄枷(よし! 俺はもう惑わされねえぞ! 巨乳なんかに・・・)チラ ヒナミ「ねえ? 何してるの早く行こ」ジーッ 鉄枷「ッ!!?///」 鉄枷(その上目遣い+谷間の強調は卑怯だ!! こんなことされたら男は誰だって過剰反応しちまうぞ!!) ヒナミ(フフ、この男純情っぽくておもしろーい。やっぱ、胸が大きいとこういう遊びもできるからいいわよね)クス 165 :■■■■ ☆ 闇城「ん・・・」 闇城「ここは・・・?」 ズキッ 闇城「――ツッ! そうか・・・頭ぶん殴られて気絶させられたのか」 闇城「・・・」キョロキョロ 闇城「どこかの個室みたいだな・・・窓がなくて蛍光灯だけがついていやがる」 闇城「てことは地下か・・・?」 闇城「俺の身体は椅子に縛り付けられて身動きが取れねえ」ギシギシ 闇城「大層なことに鎖を何重にも重ねてあるな。これじゃ御史装甲で壊せないかも」 闇城「ようするに・・・」 闇城「監禁されてるっぽいな・・・」ハァ 闇城「あ~だりい・・・なんでこんなことに」 ガチャ ??「おはよう、お早いお目覚めだな。闇城降魔」 闇城「誰だアンタ」 166 誰? 166 :■■■■ ペイントのリーダー苛句沙凛萄と 167 167 :■■■■ 木原一派の誰か(一善以外) 168 :■■■■ 苛句沙凛萄「私の名は苛句沙凛萄。ペイントの創始者でありリーダーでもある」 苛句沙「こちらの豚は・・・って自分から喋れ」 大狗部汰含「ふひひ・・・ひどいですよ。苛句沙のあねさん」 大狗部「でもそういうところも好みだぜ?」 ゲシッ!! 大狗部「おうっ!」 苛句沙「言葉もわからないのかこの豚が・・・もう一度言おうか」 大狗部「だ、大丈夫です・・・わかりやした」 大狗部「俺は大狗部汰含・・・ペイントの構成員だ」 大狗部「ちっ・・・テメエが女だったらよ穴という穴に俺の精えk」 苛句沙「不快だ。もう喋るな」ゲシッ 大狗部「あぁッン!」 闇城(何だこいつら・・・仮面の女にズングリムックリの豚野郎・・・どうやらそうとうやばい奴らに捕まっちまったようだぞ、こりゃ) 169 :■■■■ 闇城「あんたらの狙いは何だ」 闇城「俺をどうするつもりだよ!」 苛句沙「そう慌てるな・・・いまじっくり考えてるところだ」 大狗部「そうだ。どうせこの先には不幸しか待っていないんだぜ? げへっ・そんなに自分の残酷な運命を早く知りてえのか?」ニタァ 闇城「ペイント・・・ッ。予想以上にクソッタレの集まりのようだな!」ギリ 苛句沙「何を言っている? ただ私達は平等を求めているだけさ」 苛句沙「ただ平等に不幸を与えるだけ。さもなくば理不尽な不幸で絶望した者も浮かばれない。その不条理を正そうとしてるだけだよ」 苛句沙「この豚も、幸せしか見てこないスイーツなバカ女どもを絶望の淵に叩きこむのにはちょうどいい駒だったのさ」 大狗部「俺は女を犯したい。姉さんは俺に汚され絶望する女を見たい。利害の一致ってわけさ」キヒヒヒ 闇城「テメエら・・・」ギッ 闇城「はっきり言ってやるよ!! テメエらはただの下衆だ!! 平等なんてのは口実に過ぎねえ!! ただ人の苦しむ姿を拝むために・・・自分の欲求を満たすためだけに動く獣だっ!!」 苛句沙「そう吠えるな。弱く見えるぞ?」 苛句沙「お前もずいぶんと幸せの中に浸り続けてきたようだな。そろそろ絶望の味を知る時だ」 苛句沙「なあ豚。こいつにはどんな絶望を送りたい?」 大狗部「ヘヘッ! こいつは自分よりも他人のことを第一に考える偽善者の臭いがしますぜ!」 大狗部「だったら、こいつをいたぶるよりこいつの知り合いに危害を加えることで、最大多数の最大不幸を与えられますよ。グヘッ、グヘヘヘヘ・・・」 170 :■■■■ 苛句沙「なるほど・・・お前も考えるようになったな」 大狗部「そうでしょう! では、こいつの関係者に不幸を与えるのは俺にまかせてください」 苛句沙「お前は、ただ女とやりたいだけだろ」 大狗部「ええ!そうですとも!」 大狗部「けど、こいつの目の前で知人を俺が汚す姿を見せたらどうですか? 一度に二度美味しい! 二人同時に絶望させられますよ!」 苛句沙「ふん。お前はエロゲーのやりすぎだ。だが、まあいいさ。任せる」 大狗部「あいあいさー♪」 闇城「やめろ・・・!」 大狗部「え?」 闇城「俺はどうなったっていい!! けど、俺の仲間を、大切な友人に手を出すんじゃねえよ!!」 大狗部「ダメだね~・・・そんな甘えはゆるさねえよ?」 大狗部「お前には絶望を贈るんだから。これくらいしなきゃあ」ニタァ 闇城「・・・クソッ!!」 大狗部「よし、お前の携帯借りるぜ」 大狗部「電話帳から女の子の名を探して・・・メールを打つ」 大狗部「(大事な話がある。第七学区〇〇まで来てくれ。)こんなかんじの文面でいいかぁ~? 馬鹿な女は変に期待して、その後すぐに絶望を味わうことになる・・・グヘヘ。我ながら素晴らしいシナリオだぜ」 171 :■■■■ 闇城「・・・!」 大狗部「さて、送信」ピッ 闇城「・・・ッ」 大狗部「おいおい急に黙りこむなよ」 大狗部「なぁ・・・誰に送ったと思う? 君の知り合いの女の子! 誰だと思う!?」 大狗部「なあ! なぁ! ナア!! 誰が俺の性奴隷になると思うぅ~~!?」ハァハァ 闇城(来るな・・・来るんじゃねえぞ!!) 大狗部「お前の電話帳で見つけた名前・・・俺がメールを送った相手は―――」 172 誰?(女性限定。闇城の知り合いのみ) 172 :■■■■ ジュリア 173 :■■■■ 黄泉川先生 原作キャラがNGなら闇城めぐみ 174 :■■■■ おまかせ 175 :■■■■ 闇城よりもゴドリックが絶望の淵に叩きこまれそうな人選だなww ――――――――――――――――――――――――――― ☆ おっぱいパラダイス 開店前 ピコリーン ユーガッタメール! ジュリア「あら、メール?」 ジュリア「誰からかな」パカッ ジュリア「なになに・・・『二人だけであって話したい。11時までに第七学区〇〇まで来てくれ』ですって?」 ジュリア「闇城君から・・・か」 ゴドリック「どうかした? ジュリア」 ジュリア「い、いえ・・・なんでもないわ」フルフル ジュリア(どうしよう・・・二人だけってことはよほど大事な話なのよね) ジュリア(もしかしたら・・・第六天魔王に新たな動きが・・・? いや、でもそれならゴドリックと来てくれと指定があるはず) ジュリア(なんだろう・・・少し嫌な予感がする) ジュリア(どうしよう・・・) 176 どうする? 1 行く 2 行かない 3 ゴドリックに相談 4 その他 176 :■■■■ 3 177 :■■■■ ジュリア「ねえ、ゴドリック」 ゴドリック「どうしたんだい、ジュリア」 ジュリア「ちょっと相談があるの」 ジュリア「このメール、見て頂戴」スッ ゴドリック「これは・・・闇城からの?」 ゴドリック「ジュリアと二人きりで・・・? あいつ一体何を考えているんだっ・・・!」ギリ ゴドリック「もし変な気を起こしているのなら僕が始末する」スチャ ジュリア「ちょっ・・・ちょっと・・・そんな物騒なことじゃないと思うわよ、多分」 ジュリア「ただ、内容も提示せずにただ来てくれっていうのは彼らしくないと思って」 ジュリア「ゴドリックはどう思う?」 ゴドリック「やめときなよ。適当に用事があるって言って断ればいい。それと、大事な話ならそっちから会いに来いっていうのも付け加えて」 ジュリア「うーん・・・確かにそのほうがいいかもね」 ジュリア「じゃ、そう送っとくわ」ピッ ゴドリック「よし、今日も仕事がんばろう」 ジュリア「ええ! たくさんの指名がもらえるよう頑張っちゃうんだから」 178 :■■■■ ☆ from ジュリア sub ごめん 本文 今日は用事があって行けそうにないわ。 そんなに急を要する大事な話ならお店に来て直接話してちょうだいね? 大狗部「ちっ・・・! 使えねえ」 闇城(・・・ほっ) 大狗部「だが、お前も女友達は多いようだなあ!! まだまだ手数はあるんだよねぇええ」 大狗部「だったら次は・・・この 179って奴を呼び出してやる!」 闇城「!!」 179 誰?(闇城の知り合いの女性限定) 179 :■■■■ 闇城の電話帳内で「マイ☆スウィートハニー」と書いてある人物ww 180 :■■■■ 大狗部「なんだなんだぁ・・・このマイ☆スウィートハニーってのは」 闇城「それは・・・!」 大狗部「テメエ、嫁がいやがったのかよ!! 許せねえ・・・テメエの前で陵辱の限りを尽くしてやるぞ!!」 闇城「やめろっ!!」 闇城(そのアドレスは・・・あいつに・・・つながっちまう!!) 181の書き込み時間(秒数一の位)で闇城の『マイ☆スウィートハニー』が決定 1 ホナミン 2 崎野 3 朱花 4 対馬 5 石墨 6 緋花 7 零下 8 鉄砲町 9 美坂 0 啄 181 :■■■■:2014/09/11(木) 21 51 217 02 03 そら 182 :■■■■ マイ☆スウィートハニーに破輩先輩がいなくて全俺が泣いた あっ、でも今回に限ってはいない方がよかったのか? 二日目Bにこんな記述があったというに・・・ >※これを乗り越えないと破輩先輩は攻略できません 183 :■■■■ ってなぜにこのキャラにwww 184 :■■■■ もはや風輪騒動から遠のいてるからねwwメンツは風輪勢多いけど 破輩先輩はまたの機会に・・・ ――――――――――――――――――――――――――――― 闇城(くそ・・・ちょっとしたおふざけだったんだ) 闇城(それなのに・・・まさか・・・朱花がひどい目にあうなんて) 闇城(そんなことあっちゃいけねえ!!) 闇城(動けよ闇城降魔!! まだ俺の牙は抜かれてねえ!! 俺の魂は折れちゃいねえ!!) 闇城(だったら・・・!!) 闇城「うおおおおおおおおおッ!!!」 ギィインッ!! 闇城「こんな鎖、エンジェルアムドで断ち切ってやる!」 ギィインギィイン!! 大狗部「おーおー。嫁のピンチには過剰反応するのな。けど残念」 大狗部「あっちからは「わかった。そこにいけばいいのね」っていう返事をもらってるんだよねえ~」ニタァ 闇城「ぐぅ・・・ッ!!」 大狗部「せいぜいあがけ。けど体力は残しておいてくれよ? 目の前で怪我される嫁を見て発狂する体力ぐらいはなぁ・・・」ニヒヒヒ 闇城「―――――がああああああああああああッ!!」 185 :■■■■ ☆ 崎野「ここが黒丹羽って人が襲われた場所なの?」 鉄枷「ああ、秋園からはそう聞いている」 メジェド「それで、ヒナミン。闇城とやらから連絡は?」 崎野「ないわね。なに無視してくれちゃってるのよ! あいつ・・・」 鉄枷「今携帯が手の届かない場所にあるのか、使いたくても使えない状況にあるのか、それともただの無視か」 崎野「無視!? そんなことあいつに限ってないわよ! あいつ私みたいな美少女戦士にメールを貰ったら鼻の下のばしてヘラヘラしながらすぐ返信してくるわよ!」 鉄枷(美少女って・・・) メジェド(自分で言うのか・・・) 186 :■■■■ 崎野「・・・」コホン 崎野「とにかく、万が一のことを考えて行動するべきよ。手遅れになってから後悔しても遅いんだから」 鉄枷「それに関してはぶっちゃけ賛成だ」 鉄枷「けど、結局手がかりになりそうなものは何もない」 メジェド「さっそく手詰まりか」 崎野「うーん・・・困ったな」 187 :■■■■ 鉄枷「秋園も襲ってきた奴の顔は暗くてよく見えなかったらしい」 鉄枷「実際に戦った黒丹羽なら、何か情報を持ってるかもなんだがな」 メジェド「その彼は戦闘不能・・・目をさますのはいつになることやら」 崎野「ああ! もう! そもそも情報が少なすぎるのよ! 何か風紀委員の情報網をつかって調べられないの?」 鉄枷「だから、絞り込む条件すら少ねえんだ。わかってるのは水を操る能力者ってだけ」 鉄枷「そんな奴、この学園都市にゴマンといる」 崎野「むー・・・むー!」 メジェド「ふむ、芳しくないな」 鉄枷「どうするよ・・・」 188 どうする? 1 捜索継続 2 帰る 3 助っ人登場 (誰?) 4 その他 188 :■■■■ 3:啄兄貴 189 :■■■■ 啄「フハハハ、困っているようだな諸君!!」スタッ 鉄枷「何だお前!?」 メジェド「何者!」 崎野「こいつ・・・相当できる(コスプレイヤーね)」 啄「我が友の助けを呼ぶ声が聞こえてきたのだよ。ククク・・・このざわついた空気2年前と同じだ・・・」 鉄枷「いやいいから名乗れよ!?」 啄「名乗る名はない・・・強いて言うなら『暗空の先行者』とでも」 鉄枷「いやマジでそういうのいいからさ! 風紀委員としてジャッジメントするぞ!?」 啄「啄鴉です」 崎野「啄さん・・・? あなたは闇城の知り合いということでいいのかしら」 啄「ああ・・・奴とは幾億年も前から血の盟友としての契を交わしていて」 鉄枷「それで? 手伝うってのなら嬉しいがあいにく手詰まりなんだぜ」 啄「くく・・・まあ貴様らでは所詮そこまでだろうな」 メジェド「なに? ならばお前にはなにか策でもあるというのか」 啄「愚問だな。なければこのように現れたりはしない」 啄「かつて志を共にした時・・・お互の身に何か会った場合を考え携帯には発信機を取り付けてあるのだ」 啄「つまり!」ガバッ 啄「闇城の居場所など手に取るようにわかる!」 鉄枷「マップ上にアイコンが点滅している・・・そこが闇城の居場所なのか?」 啄「ククク・・・そういうことだ」 190 :■■■■ 崎野「ここから近いわ」 崎野「この辺りだと・・・まさか取り壊し予定の廃墟かしら」 メジェド「急ごう!」ダッ ☆ 朱花「よし、とりあえず準備もできたし」 朱花「行くとしますか」グッ 朱花「けど、いきなりなんなの・・・闇城の奴」 朱花「二人だけで大事な話って・・・」 朱花「//」ブンブン 朱花「何考えてるのよ! 私。どうせ大したことじゃないでしょ」 朱花「期待するだけバカを見るわよ」 191 :■■■■ 朱花「とにかく、待たせるのも悪いし行きますか」 ☆ 朱花「よし。多分待ち合わせ場所はここだったよね」 朱花「けど・・・」キョロキョロ 朱花「ずいぶんと殺風景な場所だね」 朱花「待ち合わせの場所くらいもっと洒落た場所にできなかったのかあいつは」ムスッ 朱花「ま、闇城のセンスなんてたかがしれているというか。愚妹もどんなところが気に入ったんだか」 朱花「・・・ふむ」 192の書き込み時間(秒数一の位)にて次の展開が決定 1、3、5、9 拉致される 2、6、8 鉄枷達と合流 4、7 大狗部、鉄枷達以外の誰かが来る 0 大狗部返り討ち 192 :■■■■:2014/09/11(木) 23 08 39 どう 193 :■■■■ あと少しで返り討ちw 194 :■■■■ 大狗部「御機嫌いかがかな? お嬢さん」ガシッ 朱花「へっ・・・?」 朱花「いつの間にッ・・・! アンタ誰!」 大狗部「俺は・・・闇城君のお友達だよ」ニタァ 朱花「離して! アンタみたいな奴が闇城の知り合いなわけ無いでしょ!」 大狗部「おやおや。人を見た目で判断するのはいけないなぁ~・・・」 大狗部「そんな子にはお仕置きが必要だぁ・・・」グヒッ 朱花「やめなさい・・・! 大声出すわよ」 大狗部「どうぞ。叫んだところで周りには誰も居ないけどなぁ」ニヤニヤ 大狗部「そう怒らないで。楽しい遊びをしよう」 朱花「遊び・・・?」ゾクッ 大狗部「ああ、とっても気持ちの良い遊びだ。俺と君とで」 大狗部「観客には闇城君を招待してある」 朱花「や・・・いや・・・!」フルフル 大狗部「もう遅い」 バキッ…… 195 :■■■■ ☆ 鉄枷「間違いない・・・!」 崎野「ここのようね」 メジェド「こんなボロボロの建物に・・・本当にいるのか」 啄「電子の波がそう囁くのならそれに従うのみだ。ここからは命をかけた戦いになる・・・」 啄「貴様ら覚悟はできているか」 鉄枷「大げさなようで大げさじゃないな。相手はあの黒丹羽を潰した相手だ。戦いになれば苦戦を強いられるに違いない」 鉄枷「ヒナミン・・・やっぱ。アンタは・・・」 崎野「なめないでッ!」 崎野「私だってそりゃ能力者としては大したことはないかもしれない・・・けど!」 崎野「それでも! 覚悟ならここにいる誰にも負けない自信があるんだから! 完全武装少女ヒナミンを甘く見んじゃねえぞ!」 メジェド「ふむ。その意気は良い。なら・・・行こう」 メジェド「もう言葉は必要ないはずだ」ザッ 鉄枷「・・・」コク 崎野「・・・」コク 啄「・・・」ククク 196 :■■■■ ??「おっと・・・」サッ ??「ここからは関係者以外立入禁止だ」 ??「そうそうに立ち去ってもらおう」 一同「!!」 197 誰?(複数人可 ペイントメンバー限定) 197 :■■■■ 痣儀圏而と砌神楽と嵯峨美馬 198 :■■■■ 舐江と、大狗部同様ペイントに寝返った木原一派 199 :■■■■ 鉄枷「おいおい・・・こりゃまた手厚い歓迎だな」 啄「降りかかる火の粉は払うのみ。この救済委員、啄鴉の前に立ちふさがるということがどういうことかわかるか?」ククク メジェド「相手が魔術師でないとしても容赦はしない。理不尽な暴力は鎮圧する」スッ 嵯峨美馬「うふっ。生きのいい獲物がたーくさん。無能力者(ザコ)をいたぶるのも飽きていたところです。あなた方のような実力者を屈服させ、蹂躙し、征服してみたかったのですよ」 砌神楽「嵯峨様。あまり熱中し過ぎぬよう。戦闘にのめり込むと周りが見えなくなるのが貴方様の悪い癖です」 痣儀圏而「風紀委員がのこのこと・・・お前らの正義など所詮ガキの絵空事でしかないことを教えてやるよ」 崎野「はわわわ・・・見るからにやばそうな奴らなんですけど」 崎野「こんな奴らと本当に戦うの・・・?」オロオロ 鉄枷「3対3だ。ヒナミンは先に進め」 崎野「え。っわ、私だって戦えるよ!」 鉄枷「勘違いすんな。俺はお前が戦力にならないから先に行かせるわけじゃねえ」 鉄枷「ヒナミン・・・アンタ言ったよな。闇城を助けるって覚悟はここの誰にも負けないって」ニッ 鉄枷「だったら、先に進むのはアンタが適任なんだよ。闇城を助け出せ! ぶっちゃけそうすりゃ万事オッケーだ」 崎野「・・・・!」 崎野「うん・・・わかった!」コク 崎野「負けんじゃないわよ」ダッ 鉄枷「アンタもな」グッ 200 :■■■■ 痣儀「行かせてよかったのか・・・?」 砌「大丈夫でしょう。見たところ高位の能力者でもありませんし。むしろ好都合です。大狗部のエサがまた一つ増えました」ニコッ 鉄枷「あいつはやられねえよ」スッ 啄「時として覚悟は圧倒的実力差を凌駕する奇跡を起こす。奴もまた因果の輪から外れた超越者への覚醒が迫っているというわけだ」 嵯峨「意味分かんない。そんなことより早くかかってきなよ! フフフ楽しみだなぁ~君たちの苦痛で歪む顔を見るの」 メジェド「・・・」グイッ メジェド「・・・」ヌギヌギ メジェド「・・・」スッ メジェド「準備は整った。歪人共よ。かかってこい」ドドーン 痣儀・嵯峨・砌「」 鉄枷「あ、アンタ! なに上半身に袋かぶってんだよ! ふざけている場合じゃねえぞ!」 啄「いや・・・違う」 鉄枷「え?」 啄「やつから溢れ出る暗黒闘気・・・あの袋はそれを制御し、自らの力として最適化することにより最高のパフォーマンスでの戦闘を可能にしている。その姿はまさに死体を包む布(シュラウド)のようだ!!」ククク 啄「フーゥハハハ!!俺には見える・・・膨大なまでの暗黒闘気が!!」 鉄枷「やべえ、ついていけねえ」 メジェド「うん。そう言うことでいいよ」 鉄枷「そうなのかよ!?」ガビーンッ 201 :■■■■ 鉄枷「・・・とにかく!」 鉄枷「おしゃべりはここまでだ」 鉄枷「行くぞッ!!」ダッ 啄「御意!」ヒュン メジェド「怪傑メジェド! ここに見参!」ザッ 202の書き込み時間(秒数一の位)にて対戦カードが決定 1、7 鉄枷VS砌 啄VS痣儀 メジェドVS嵯峨 2 鉄枷VS痣儀 啄VS嵯峨 メジェドVS砌 3、8 鉄枷VS嵯峨 啄VS砌 メジェドVS痣儀 4 鉄枷VS砌 啄VS嵯峨 メジェドVS痣儀 5、9 鉄枷VS痣儀 啄VS砌 メジェドVS嵯峨 6 鉄枷VS嵯峨 啄VS痣儀 メジェドVS砌 0 乱戦 202 :■■■■:2014/09/12(金) 23 37 23 このシリーズ、何だかんだでヒナミンがメインヒロインな予感w 203 :■■■■ むう・・・カード的には鉄枷VS痣儀(風紀委員VS元風紀委員)見たかったが、安価の廻り次第ゆえに仕方ないか・・・ 204 :■■■■ 嵯峨「ふふ。君に来~めた? 君が一番いい声で鳴いてくれそう」チャキ 鉄枷「日本刀・・・脇差か」 鉄枷「わりいが、べっぴんさん。この俺に肉弾戦で挑むのはいささか分が悪いと思うぜ」 鉄枷「それに武器が金属というのもなッ!!」グッ 【鉄枷束縛VS嵯峨美馬】 啄「ククク・・・今の俺は阿修羅すらも軽く凌駕する」 啄「相手が小娘だとしても加減はできんぞ? 逃げるなら―――――」 ジャキン 啄「いや、もう遅いか。我が暗黒闘気貴様を完璧に敵と認識した」 啄「あとは闇の呑まれあがくのみだ。フハハハハハッ!!」 砌「あらあら。ずいぶんと饒舌なお方ですね」 砌「その達者な口が、いつまで聞けるか見ものです」フフフ 【啄鴉VS砌神楽】 痣儀「なめやがって・・・そんな恰好で挑んでくるとはな」 メジェド「見かけで判断するのは三流。戦い方で判断して二流。思考までを読み取って判断してようやく一流」 メジェド「さて、三流戦士。かかってこい」 痣儀「うざってえ・・・その袋の中身を肉塊に変えてやる・・・」ギリ 【怪傑メジェドVS痣儀圏而】 205 :■■■■ 206 誰視点? 書き込み時間の秒数一の位で決定 1 闇城 2、6 鉄枷 3、7 崎野 4、8 メジェド 5、9 啄 0 207の書き込みで決定 206 :■■■■:2014/09/12(金) 23 59 39 きませい 207 :■■■■ 啄「さあかかってこい小娘!」 啄「とはいっても! 既に貴様は我が手中! マリオネットのごとく手のひらで踊るに過ぎぬがな!」 砌「さあ、それはどうですかね?」 シュン!! 砌「それだけ大見えきっていれば隙も当然あります」 グザグザグザ!! 啄「・・・・ガッ!!」 砌「貴方様はこのナイフの良い的でしたよ」 砌「相手がどのような能力かもわからないのにうかつに射程圏内に入ってくるとは、おバカさん」ウフ 啄「さて、それはどうかな?」ニヤ 砌「!?」 砌「なんで・・・致命傷になるよう狙って転移させたというのに」 啄「残像だ」スッ 啄「いや・・・それは我が幻影にすぎない」 砌「消えた・・・はっ」 啄「遅い! もらった!!」 砌(後ろ――――) 208の秒数安価で決定 1、4、8 砌ダメージ(中) 3、7 砌ダメージ(小) 2、6 啄ダメージ(中) 5、9 砌 回避 0 砌ダメージ(大) 208 :■■■■:2014/09/13(土) 00 19 22 どうだ 209 :■■■■ まさかの唯一の兄さんがダメージ枠 210 :■■■■ 啄「ぐぅ・・・ッ!?」 グザッ …ポタ…ポタ 砌「言ったでしょう? 手中に収められているのは貴方だと」 砌「貴方の像が光をコピーして作り上げたダミーということは知っていました。あえてそれに乗ることによって、逆に隙を作らせたというわけです」 砌「でもでも。少し誤算でしたね。ホントは一撃で仕留めるつもりだったのですが目視なしの転移では座標軸にズレが生じるみたいです」 啄「ククク・・・」ズポッ 啄「この程度で俺を集中に収めたと・・・?笑わせないで欲しい」ゲフッ 啄「こうなるのも計算の内だ。よって俺は貴様よりも更に上にいる・・・!」 砌「ふふ。面白い方ですね。子どもみたいに負けず嫌いで、純真な人」 砌「けど、だからこそそういう人は生き残れない。この裏側の世界ではまずそのような人が食い物にされてしまうのですよ?」ニコ 啄「クハハッ!! 何を言っている。俺は闇を纏いし咎人・・・純真など対極の存在だ」 啄「その証拠に見せてやろう!! この啄鴉に流れる暗黒魔神の力をッ!!」 啄「黒き誓約の元、暗黒の眠りから目覚めよ!! 暗黒時空(ダークネスワールド)!!」 211 :■■■■ 砌「これは・・・」キョロキョロ 砌「漆黒の両刃剣が辺り一面に出現した?」 啄「これこそが暗黒時空・・・暗黒流体で精製された無数の剣が貴様を穿つ」 啄「逃げ場はない・・・これはどのような能力者でも防ぐことができぬのだ!!」 砌「わかりきったブラフを・・・所詮この武器は貴方のその右手に持つナマクラをコピーしただけのシロモノじゃないですか」ウフ 砌「質量のない武器など恐れるに足りません。どうぞ? 攻撃してきてください」 啄「後悔するなよ・・・小娘」ニッ ビュッ!! ビュッ!! ビュッ!! 砌「いくらリアルに見えても所詮はまやかし・・・こんなもの」 砌「私の身体をすり抜けることしかできない」 啄「・・・」 砌「さてさて。虚仮威しはここまでです」 砌「本当の剣山というものを見せてあげましょう」ヒュン 啄「空間移動・・・!」 ガシッ! 砌「とらえた! 触れるということは本体! このまま貴方の身体に無数のナイフを転移させてあげましょう!」 啄「ぬう・・・っ」 バンッ! 212の秒数一桁で決定 1、5、8 啄ダメージ(大) 2、6 啄ダメージ(中) 3、7 啄回避 4、9 砌ダメージ(中) 0 啄ダメージ(特大) ダメージ概念を明確化するためにヒットポイント制にしてみる 啄「~~」 |||||||| ←HP 初期値10 現在は8 ダメージ(大)-3 ダメージ(中)-2 ダメージ(小)-1 ダメージ(特大)-5 0になったら戦闘不能。グダりそうな感じもするのであくまで試験的な導入 212 :■■■■:2014/09/13(土) 00 53 09 兄貴ィ! 213 :■■■■ カウンター安価くらった後に、きっちりカウンター安価を返すとはさすが兄さんやでぇ 214 :■■■■ 啄「フッ」 スッ! ザクザクザク!! 砌「コートを脱いで・・・脱出した?」 砌「やりますね」ギリ 啄「まだ終わりではないぞッ!」 砌「また性懲りもなく、見た目だけの剣を・・・」 バキッ 砌「あぅ・・・!」 啄「言っただろ?貴様は既に我が手中だと」ククク 砌「・・・幻影の剣に本物が混ざっていたというの・・・? なるほど・・・カモフラージュというわけですか」 215 :■■■■ 砌「でも・・・一度受けた技をみすみす二度も喰らいませんよ」 砌「その不意打ちはもう通用しませんから」 啄「だろうな」 啄「だが、ワンパターンな戦術などそもそも邪道」 啄「手を変え品を変え戦況に対応していくのが我がやり方よ!!」ダッ 砌(特攻・・・肉弾戦に持ち込む気) 砌(いいでしょう。このナイフで)スッ 砌(完膚なきまでに潰してあげます) 216の秒数一桁で決定 1、3 砌ダメージ(中) 2 啄ダメージ(大) 4 砌ダメージ(小) 5 啄ダメージ(小) 6 砌ダメージ(大) 7、9 啄ダメージ(中) 8 回避 0 両者ダメージ(大) 216 :■■■■:2014/09/14(日) 12 27 26 どうなる 217 :■■■■ 砌「フンッ」 啄「ナイフをそのまま突き刺してくるか・・・!」 啄「だがその程度の直線的動き造作も無く回避できるぞ」クク 砌「甘い」 ヒュン! 啄「なっ・・・」 啄(振り切った右腕から、ナイフが消えている?) 啄「しかーしっ!!」ヒョイ 啄「だとすれば、この俺へと転移させるのは明白・・・狙いが正確な分、予測も回避もしやすいというわけだ」 啄「そしてッ!!」 啄「貴様は自分の攻撃に絶対的な自信がある、おそらくはその転移攻撃により多くの敵を葬ってきたのだろう」 啄「その瞬間が隙だ! もらったぞ!」 啄「この一撃にすべてを込める・・・闇夜に吼えよ、我が右腕!!」 啄「暗黒剛掌波ッアアアアアアアアアアアアア!!」バッキィイイイイ ※ただのソゲブです 砌「グゥアッ・・・アアア!!」 218 :■■■■ 砌「・・・」ケホ 砌「やりますわね・・・」 砌「正直驚きました・・・ここまで出来るとは」 啄「驚きか? 自分が女であっても容赦なく殴られる現実が」 砌「それもそうですね・・・ここまで躊躇なく拳を振ったのは貴方様が初めてでございます」 啄「この戦場に性別は関係ない。男だろうと女だろうと相手壁になるのならこの俺は全身全霊を込めて突き破る」 啄「それが相手の礼儀でもあると同時に俺のポリシーだ。そうでもなければブレてしまうからな・・・」 啄「しかし、闇に魂を売った俺とはいえ心が傷まないわけではない」 啄「このまま続けてもその整った顔に生傷を増やすだけだ。それは貴様も俺も望まぬだろう」 啄「退け。見逃してやろう」ククク 砌「なにを・・・」 219 砌はどうする? 1、8、6 戦闘続行 2、4、5 撤退 3、7、9 220 0 「舐めないでくださいますか?」 219 :■■■■:2014/09/14(日) 13 57 44 暗黒時空(ダークネスワールド)!! 220 :■■■■ 220が出たと思って無茶ブリかましそうになったけど、ルール上は4か 221 :■■■■ 砌「くぅ・・・」 砌(確かに体力の消耗が激しい・・・) 砌(無茶をして私が倒れでもしたら皆様に多大なる迷惑が・・・) 砌「ふふ・・・ならお言葉に甘えてここは引きましょう」 砌「しかし、これで勝ったと思わないことですね。私はこれからも貴方様の首を狙いますよ」ニコ 砌「油断したところを・・・スパッ、なんて」フフフ ヒュン! 啄「ククク、この俺に再度挑もうというのか、その蛮勇は褒めてやる」 啄「この啄鴉は逃げも隠れもしない! いつだって貴様の挑戦を受けてやるぞ!! フハハハハハッ!」 222 :■■■■ 223 誰視点? 1 闇城 2 崎野 3 鉄枷 4 メジェド 5 その他 223 :■■■■ ドン! 224 :■■■■ 書き忘れたw 5で 225 :■■■■ ☆ 病院内 一善「おいおい、どうなってんだこりゃあョ」 一善「ずいぶんと愉快な姿になっちまったじゃねえか、黒丹羽ァ」クク 黒丹羽「・・・」 一善「一体どこのどいつにやられたんだか」 一善「どちらにせよ、俺はこいつを買いかぶり過ぎていたのかもなぁ」 一善「情けねえったらありゃしねえ。所詮はあまちゃんだったってことか」 226 :■■■■ 一善「・・・さて。冷やかしはこのくらいでいいか」 一善「あのジジイにこの腕の最終調整をしてもらわねえといけねえからな」 一善「・・・」 227 どうする? 1 帰る 2 黒丹羽覚醒 3 見舞いに来た者と鉢合わせ(誰かも指定) 4 その他 227 :■■■■ 2! 228 :■■■■ パチッ 一善「ンぁ・・・?」 黒丹羽「・・・っ」ムク 黒丹羽「・・・」キョロキョロ 一善「ハハッようやくお目覚めかよ、呑気なもんだな。おい」 黒丹羽「俺は・・・生きてる・・・のか?」 一善「ああそうだ。皮肉なことに風紀委員に助けられてな」 黒丹羽「ちっ・・・余計なことを」 一善「拾った命だ。ありがたく思っとけョ。それがこれから潰す相手になろうとなぁ」 黒丹羽「・・・偽善の行動に感謝なんているものか」ボソッ 黒丹羽「それよりも、木原」 一善「なんだぁ」 黒丹羽「バイクを出せ。出かけるぞ」 229 :■■■■ 一善「おいおい。気でも触れちまったのかョ」 一善「テメエはまだ安静状態を維持しないといけない身だぜ? もし動こうものなら傷口が開いて・・・」 一善「すぐにお陀仏だ」ニヤ 黒丹羽「どうでもいい」 一善「かかっ! そうかョ・・・自分の身はどうでもいいんだな。いいぜ。その捨て身の姿勢、気に入った」 一善「どこでも案内してやるョ・・・言ってみな」 黒丹羽「ペイントのアジト」 一善「はぁ?」 黒丹羽「とぼけても無駄だ。どうせお前のことだ・・・そういうつながりは持っているんだろ」 一善「鋭いカンをお持ちだこと・・・ァア。ペイントね知らねえこともねえョ」 一善「もしかして、黒丹羽。お前そこにやられたのか」 黒丹羽「・・・」 一善「ハハッ!! こりゃ傑作だ! あの組織は俺らと似たところがあると思っていたんだがな! 同族嫌悪ってやつか? まさか喰い合いになるたぁ・・・」 黒丹羽「そいつらを潰しに行く」 一善「報復か? そりゃ復讐者に相応しい行いだな」 黒丹羽「それだけじゃない。これから勢力を伸ばすのなら邪魔になってくる・・・邪魔な芽は早めに潰すに限るからな」 230 :■■■■ 一善「ケケッ。わーったよ。準備しな。すぐに出発だ」 黒丹羽「・・・」 一善(楽しみだねえ・・・こいつがどこまで持つか) 一善(死ぬなら死ぬでもいい。だが死にかけの獣は時に計り知れねえ力を持つこともあるしな) 一善(散り際の花火、しかと見届けさせてもらうぜ)ニタァ ☆ 231 誰視点? 1 闇城 2 崎野 3 鉄枷 4 メジェド 231 :■■■■ 2 232 :■■■■ ☆ 崎野「はぁ・・・はぁ」 崎野「なんて入り組んだ作りになっているのよ! こんなのもう迷路じゃない!」 崎野「あっちこっちいったりきたり・・・薄暗いせいで目印もつけがたいし」 崎野「ほんとにここなのかな・・・? 闇城はどこにいるの・・・?」 カツン カツン カツン 崎野「足音・・・? 近づいてきてる」 崎野「ここは、隠れて様子を窺うに限るわね」 ??「・・・」 崎野「来た・・・あの人は」 233 誰? 233 :■■■■ 木原縮退 新キャラNGなら↓ 234 :■■■■:2014/09/19(金) 22 39 58 苛句沙・大狗部以外の誰か (この書き込みの秒数1の位が奇数ならペイント側・偶数ならヒナミンの味方側) 235 :■■■■ 木原縮退「・・・」カツカツ 崎野(あのなり・・・研究者の人かな) 崎野(研究者が何でこんなところに・・・?) 崎野(というか・・・あの人が従えてるのってライオン・・・!? 見るからにやばいよね、うん) 崎野(ここは適当にやり過ごして・・・)ガツ 崎野(・・・ん、何か後ろに変な感触が・・・)ソーッ デザインアニマルc(以下DAc)「グルルル・・・」 崎野「んギャーーー!? お、おおおお狼!? やめて! 食べないで!!」 縮退「あら、チャーリー。なにか見つけたのっ・・・・て、これはこれは可愛らしいアサシンさんね」 崎野「待って! あなたに敵対する気はないから! だからこの狼を止めてぇ~」 DAc「グーッ・・・・」 縮退「ふむ・・・本当?」 崎野「嘘じゃないよ! もしアンタがあいつらの仲間だとしても私は攻撃しない! ただ闇城を助けたいだけなの!」 縮退「そんなこと言われて「ああそうですか」と信じられれば世の中の争いの8割は消えるんじゃない?」 236 :■■■■ DAa「グゥゥゥゥウウ!!」 縮退「アルファ、ちょっと落ち着いて。まだどうするか考えてるから」 崎野「ヒッ! ライオンまで!?」 崎野「お願いします! ヒナミンは嘘つかないよ!」 縮退「その前に、立場をはっきりしておきましょう」 縮退「あなたはここがペイントのアジトと知って踏み込んできたの?」 崎野「ペイント・・・? いや、名前は知らなかったけどここに捕まった仲間がいるってわかったから・・・」 縮退「なるほど、目的は救出だけなのね」 崎野「だからさっきからそう言ってるじゃん!」ムスッ DAc「グル」ギロ 崎野「ヒッ・・・スミマセン」 縮退「ふぅむ・・・」 縮退(私の立場的に微妙なところよね) 縮退(なんせ私は・・・) 237 縮退の立場とは? 1 一善に頼まれてここに来た 2 ペイントと協力関係 3 なんとなく寄っただけ 4 その他 237 :■■■■ アジトの家賃取り立てと忘れてたペット回収(いずれか1つだけでもOKです) 238 :■■■■ 縮退(家賃取り立てやらDAの回収やらでどちらかと言えば味方よりなのよね) 縮退(この子の仲間が拉致されたということは、その子がペイントに不利益をもたらすからでしょ? だとしたら救助を手伝うのもな・・・)ウーン 縮退「もし、私がペイントの一員だとしたらどうする?」 崎野「え・・・」 縮退「理由もなしに誰かを捕まえるわけないのはあなただってわかるでしょ?」 縮退「無条件に返すメリットが何もないじゃない」 崎野「じゃあアンタは・・・!」 縮退「ええ。ペイントの仲間・・・というのが正しいのかしら?」 崎野「じゃあ・・・私をここで倒すきなの」 縮退「そこは困りどころね、正直、仲間と言っても金でしか繋がっていないし恩も情もないわけだし」 縮退(ぶっちゃけて言えば、子どもたちの争いは子どもたち同士でやって頂戴って感じ) 239 :■■■■ 崎野(どうしよう・・・) 崎野(能力者ではなさそうだけど、この動物は厄介だわ) 崎野「・・・!!」ブンブン 崎野(駄目だ!何弱気になってるんだ私! こんなんじゃ送り出してくれたあいつらに顔見せできない) 崎野(やるっていうのなら上等だわ・・・こんなちょっとでかいわんことにゃんこ、ヒナミンの敵じゃないんだから!)グッ 縮退「さて、そろそろ決めないといけないわね」 縮退「なら、こうしましょう」 240 どうする? 4、6、9「悪いけど、あくまでペイント側だから。あなたの身柄は彼らに預けるわ」 1、3、8「OK。面倒な被害も損失も控えたいからあなたを闇城のもとまで案内してあげる」 2、5、7「私の用が済むまでおとなしくしてて。というわけで少し気絶しといてもらうわ」 0 助っ人登場 ( 241 誰?) 240 :■■■■:2014/09/19(金) 23 23 39 ちぇいさー! 241 :■■■■ うーむ・・・前スレの時から思ってたけど、何となくヒナミンは秒数安価運が悪いような気がするw 242 :■■■■ 縮退「ブラボー」 シュルシュル 崎野「へっ・・・?」 DAb(ブラボー)「シャーッ!!」 崎野「蛇ぃ!? 身体に巻きついてきて・・・!」クルクル ギュウ… 崎野「身動きが・・・とれな・・・クゥ!」バダンッ 縮退「ごめんね。やっぱ私はペイント寄りの人間だから。あなたを放っておくわけにはいかないの」 縮退「今からペイントのリーダーに会いに行くの。ついでに貴方の身柄もそこに預けることにするわ」 崎野「こ、このぉ~!!」ジタバタ 縮退「抵抗しても無駄。暴れれば暴れるほど、ブラボーは締め付けるわよ」 ギリ…ギリ 崎野「うっ・・・くぅぅぅ!!」 243 :■■■■ 縮退「さて、この子はアルファの背にでも乗せて運ぶとして・・・」 縮退「あとはリーダーさんに会いに行くだけね」 縮退「電話してもつながらないということはお取り込み中かしら? ちゃんとこの建物内にいるでしょうね」 崎野「くぅう・・・」 崎野(これじゃミイラ取りがミイラだよ・・・ごめん闇城) 崎野(いや・・・だけど・・・!)ピキーン 崎野(こいつが会いに行こうとしてるのはリーダーなんだよね。ならそこに闇城がいる可能性は高いんじゃない?) 崎野(ふふふ、計算通りね) 崎野(むしろ上手く行きすぎて怖いくらいよ)フフフ 縮退(なんでこの子こんなに勝ち誇った顔してるのかしら・・・) 244 :■■■■ 245 誰視点? 1 闇城 2 崎野 3 鉄枷 4 メジェド 5 一善&黒丹羽 245 :■■■■ 1 246 :■■■■ 大狗部「ぐひ・・・ぐひひひ」 闇城「このやろぉ・・・!!」ギリ 朱花「助けて・・・闇城・・・助けて」 大狗部「笑いが止まらねえよ!! こんな上物をこんなシュチエーションで犯せるんだからなぁ!!」 大狗部「さあ・・・次は下着だ・・・下着を剥いてやるよぉ」ジュル 闇城「やめろって言ってんだろ!! ぶっ殺すぞ!!」ガシガシッ 大狗部「おいおい。そんな言葉はねえだろぉ・・・?俺だって生きてるんだからさぁ」 大狗部「たとえ捕まっても『反省しています。これから一生をかけて償います』で済むんだよ。未成年って免罪符さえありゃあな! 誰も俺を殺すことなんてできない!! ギャハハハ!」 大狗部「悔しいか!? 不幸か?! もっと見せろその絶望で満ち足りた情けねえ面を」ニタァ 朱花「う・・・ぁあ」 大狗部「おいおい。どこに逃げようってんだぁ」ガシッ 朱花「・・・ヒィ!」 大狗部「と言っても麻痺薬で拘束してるわけだから、逃げられるはずもねえんだがな」ニタニタ 朱花「なんで・・・どうしてこんなことに・・・」 247 :■■■■ 朱花「ねえ闇城・・・なんで私が・・・こんな目に合わなきゃいけないの?」 朱花「私が悪いことをしたの? ねえ・・・なんの罰なの・・・これは・・・!!」 闇城「・・・!!」 大狗部「ばつぅ?」 大狗部「何を勘違いしてるんだ? こんなナイスバディのイケメンとヤレるなんてご褒美に近いぜ?」 大狗部「普通だったら種馬よろしく金払ってじゃなきゃヤレねえのに!」 闇城「テメエは黙れ!! くそ!! こんな鎖ぃ・・・!!」 ビギッ ビギッ ビギッ 闇城「ぶっ壊して・・・・」 大狗部「無理だっつってんだろ。何回やってるんだよ」フヒヒ 大狗部「さて。学習しないバカは放っておいて」 ジロリ 朱花「・・・ヤ、」 大狗部「俺達は俺達で楽しもうか」ニコ 朱花「イヤアアアアアアアアアアアア!!」ビリビリ 闇城「やめろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!」 248の秒数一桁により次の展開が決定(鬱回避ガンガレ) 1 249が決定 2 一善くン 登場 3 闇城 鎖破壊 4 事後 5 黒丹羽マン 登場 6 事後 【鬱エンド】 7 啄 登場 8 一善&黒丹羽登場 9 事後 0 闇城覚醒 248 :■■■■:2014/09/20(土) 00 09 05 うら 249 :■■■■ 黒丹羽マンマジお助けマンwww 250 :■■■■ そして割と理不尽な目に遭いやすいヒナミン&朱花 251 :■■■■ あぶねええww 6だったら事後精神を病んだ朱花に闇城が殺されるエンドだった それに人様のキャラをレ○プする展開はかなりキツかったから助かったぞwwありがとう黒丹羽マンwww ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 黒丹羽「醜いよなぁ」 グジュ 大狗部「え?」 ジュワアアアアア!! 大狗部「お、俺の腹が!! も、燃える!! あぎゃあぎゃあああああああああ!!」 黒丹羽「本当に本当に醜いクソ野郎だ」 黒丹羽「跡形もなく消し潰してやろうか」ギロ 大狗部「お、お前は・・・!! 第六位!! なんでこんなところに!!」 大狗部「水園さんが始末したはずなのに!!」 黒丹羽「へえ・・・どっかで見かけたと思ったら。アンタ、木原の下僕だな」 黒丹羽「はは・・・なるほどね・・・」 黒丹羽「お前、裏切ったってわけか」ジト 大狗部「ひ、ひぃいいい。違うんだ! これは! ペイントの奴らに脅されて!!」 黒丹羽「そのわりには随分とノリノリだったよな」 大狗部「ぐぅ・・・・」 黒丹羽「俺が大っ嫌いな人間は、節操のないクズと、自酔した偽善者と」 黒丹羽「いともたやすく裏切ることの出来るゴミだ」ガシッ ジュワアアアアア!! 大狗部「うぎゃあああああああああああああああああ!! 全身が蒸発!! 蒸発するううううぅぅぅぅ!!」 252 :■■■■ 黒丹羽「醜い豚の丸焼きってか・・・? 文字通り全身の脂肪の燃焼させてやったぞ。感謝しろ」 大狗部「・・・」プスプス 闇城「アンタ・・・・・・!」 黒丹羽「お前は・・・」 黒丹羽「いつぶりだ? 面倒ごとに突っ込んでいくのが趣味なのか」 黒丹羽「どちらにせよ、女一人守れねえ奴がでしゃばるんじゃねえよ」 闇城「なんだと!?」ムカッ 黒丹羽「今だってそうだ。それにあの時の人殺しの女さえその様子じゃ救えなかったんだろ」 闇城「そ・・・それは・・・!」 闇城「アンタだって無様にやられてたくせに偉そうに言うんじゃねえよ! 言っとくけど瀕死だったお前を運んだのは俺なんだからな!」 黒丹羽「ふん・・・」 黒丹羽「だが、あの風紀委員は守った。その事実は変えようがない」 闇城「この! ああいえばこう言う!」 黒丹羽(何俺は張り合ってるんだ・・・くだらない) 253 :■■■■ 黒丹羽「・・・ったく」 キン! 闇城「鎖が・・・溶断されたのか?」 黒丹羽「さっさとそこの女を連れて逃げ出せ。ここにいられても邪魔なだけだ」 闇城「なんだと? 言っとくけどな・・・そもそも誰のせいでこうなったのか」 黒丹羽「いいから、帰れ」 黒丹羽「また、お前が捕まれば同じことが起きるかもしれないんだぞ。それがお望みか?」 闇城「くっ・・・それは・・・そうだけど」 闇城「それはアンタだって同じことだろ! アンタに何かあれば辛い思いや悲しい思いをする奴が」 黒丹羽「いない」 黒丹羽「そんな奴は、いない」 闇城「!!」 黒丹羽「俺は居場所なんかを持ち合わせていないからな。偽りの涙や感嘆を漏らす奴はいても本物は何もない」 黒丹羽「だからこうして戦える。省みず進んでいける」 闇城「けどよ・・・既にボロボロのやつを置いていけるか!!」 黒丹羽「それはお前のエゴだろ? ただお前は傷ついた人間を置いて逃げ出すという反英雄じみた行動をしたくないだけだ。ただ自分のためにここに留まろうとしている」 黒丹羽「典型的な偽善。そこに転がってる豚の次に嫌いな人種だよ、お前は」 闇城「テメエ・・・黙って聞いてりゃペラペラと!!」ギリ 254 どうする? 1 言う通り帰る 2 帰らない 3 敵乱入(ペイントメンバーor縮退) 4 その他 254 :■■■■ 4で作者に任せるぜ 255 :■■■■ 4 苛句沙ら、アジトを爆破し撤収を図る 256 :■■■■ ☆ 苛句沙「おや、珍しい客人だね」 縮退「そうね。こうして面と向かって会うのは久しぶり」 縮退「この建物の使い勝手はどう? 元は私の研究所だったんだから不便ではなかったでしょ?」 苛句沙「無駄に入り組みすぎている。もっとこざっぱりできなかったの」 縮退「城と同じよ。攻めこまれないよう、複雑な構造にしているの。私の研究データを奪おうとする輩や私自身を“木原”への人質にしようと考える輩が大勢いるからね」 苛句沙「そう。まあいいわ」 苛句沙「どうせこのおんぼろの建物は爆破して木っ端微塵にするのだから」フフ 縮退「まったく、いい趣味してるわね。それを譲り渡した本人の前で言う?」 苛句沙「君がどんな反応するのか見たかったの」 縮退「建物に情なんてないわよ。家賃さえ貰えれば私はそれでいい。DAと同じ所詮は人のために作られた道具でしかないんだから」 苛句沙「そう、淡白だね。ところでそこの子は?」 縮退「ああ、この子・・・なんでも闇城って子を探してるそうよ」 崎野「ムグー!! ムゴモガ!」 縮退「うるさかったから口も封じちゃった」テヘ 苛句沙「へえ・・・それはそれは、彼の不幸のスパイスになりそうね」 苛句沙「大狗部が役に立たなかったから閉鎖して建物ごと倒壊させようと思っていたけど、物足りなさも感じていた」 苛句沙「でもこの子がいればさらに輝きをました絶望を生み出せる・・・!!」 257 :■■■■ 縮退「ま、私は関係ないし興味もないよ」 苛句沙「じゃ、家賃という名の手切れ金を渡しておこう」 苛句沙「これで、私達を繋ぐものもなくなる・・・次会う時が、あればいいね」 縮退「貴方みたいな子とは正直二度と会いたくないわよ。それじゃあ」タッ 苛句沙「ふふ・・・そろそろ私も始めなきゃ、ね」 苛句沙「真の絶望への手向けの花・・・」 苛句沙「フフフ・・・フフフフフフ」 ☆ 黒丹羽「だったら、お前は残って何がしたい」 黒丹羽「別にお前が奴らと関わる理由はないはずだが?」 闇城「あんな危険な奴らを放っておけるか! 俺が直々に務所にぶち込んでやる!」 黒丹羽「身の程を知れ。何の抵抗もできずまんまと敵の罠にかかって捉えられた間抜けはどこの誰だ?」 闇城「うるせえ! 不意打ちは・・・しかたねえだろ」ボソ 闇城「それに! お前だって瀕死の重傷を負わせられたこと忘れてんじゃねえぞ!」 黒丹羽「・・・!」ギリ 258 :■■■■ ピーピーピー!! 黒丹羽「・・・?」 闇城「なんだこれ・・・警報?」 ☆ 鉄枷「あれは・・・?」 啄「漆黒のベールへと包まれていく巨塔・・・」 メジェド「ビル全体がシャッターで覆われて行くぞ、何が始まるのだ」 ☆ 侵入者排除プログラム起動... 全出入口の封鎖を確認... 建物内の生体データスキャン... 4名を確認... うち全員が登録メンバーに含まれていないことを確認... 以上により建物内の4名を侵入者と断定... これより、最終コードの開放を開始します... 機密保持のためすべての端末のデータを削除後、建物本体の爆破に移行します... 259 :■■■■ 黒丹羽「ほら見ろ」 黒丹羽「おとなしく逃げ出さないから、こうなる」ハァ 闇城「うるせえ! 今は口論している暇はねえだろ!」 闇城「爆破だと・・・?あいつら拠点を放棄したってのか! 狂ってやがる」 黒丹羽「俺らが脱出しようがしまいが、この混乱に乗じて逃げ出せるというわけか。どちらに転んでも美味しい。考えたな、ペイント」 黒丹羽「とにかく、動くぞ。ここにいても仕方がない」 闇城「ああ! 朱花は俺が運ぶ。そういえばさっきの豚野郎は・・・?」コツゼン 黒丹羽「いない、な・・・意識があってこっそりと逃げ出したんだろ」 闇城「そうか」 闇城(だったら4人目の侵入者って・・・? いや、今は脱出を再優先にしないと!) 端末データ削除までおよそ15分... 黒丹羽「時間もそうない、死にたくなかったら急げ」 闇城「わかってるって!」 260 :■■■■ 闇城「お、おい!」 黒丹羽「どうした」 闇城「上に続く扉の・・・鍵がかかってる」 闇城「そうとう分厚いぞ、いきなり詰んだのか・・・・」 黒丹羽「こんなもの」スッ グニャア 黒丹羽「ただ風穴をぶち開けてやればいいだけだ」 闇城「おお・・・おおおお」 黒丹羽「・・・」 黒丹羽「ハァ・・・ハァ」 黒丹羽(傷のせいか、能力行使のスタミナ消費が激しい・・・) 黒丹羽(これはガス欠も十分にありえるな・・・無駄には使えないか) 261 :■■■■ 闇城「おい、黒丹羽。お前顔が真っ青だぞ、汗もひどいし・・・」 黒丹羽「構うな。自分のことは自分で何とかする」グッ 闇城「だったら・・・途中で絶対にへばんじゃねえぞ。二人抱えて脱出なんて俺はアメコミヒーローじゃねえんだからな」 黒丹羽「お前に手を貸されるなら死んだ方がマシだ」 闇城「なっ!? せっかく人が元気づけてやってるのに」 黒丹羽「いいから、非常口に向かうぞ。期待は薄いが、そこならシャッターが張られてない可能性もある」 闇城「いや、待ってくれ」 黒丹羽「なんだ?」 闇城「確かアナウンスでは4名の侵入者って言われていたよな? けど俺らは3人」 黒丹羽「どうせあの豚だろ。放っておけ」 闇城「いや、あいつも一応はペイントのメンバーだ。だったら事前に登録されてある可能性だって高い。それなら侵入者とは認識されないんじゃないか?」 黒丹羽「だったら、誰だって言うんだ」 闇城「たまたま迷い込んできた人かも」 黒丹羽「そんなものは自業自得だ。こっちも命が危ないのに人をかまって死にたいのか」 闇城「見殺しにはしたくない」 262 :■■■■ 黒丹羽「・・・勝手にしろ」 黒丹羽「だが、お前の偽善にその女まで巻き込むな」 朱花「・・・っ」 闇城「あ、そっか朱花がいたのか・・・」 黒丹羽「そいつは俺が運ぶ」 闇城「いいのか・・・? その体じゃ・・・」 黒丹羽「構うなと言っただろ。行くならさっさと行けよ。ただでさえ低い生存率が更に低くなる」 闇城「黒丹羽・・・」 闇城「お前って実は結構良い奴?」 黒丹羽「殺すぞ」 闇城「」 闇城「気のせいだった」 ☆ 縮退「ほお~まさか、私が組んだ最終コマンドに爆破をねじ込んだのか」 縮退「いやあここまでくると感心だね。結局使わずじまいの機能だったから内側から見てみたかったよ」 縮退「ところで一善。あなたは何でこんなところに?」 一善「そりゃあ、こっちのセリフだョ。なんで縮退のババアがここに」 縮退「失礼ね。貴方の腕もDA化してあげましょうか」 縮退「私はペイントから資金の回収をしていただけよ」 一善「はっ! そりゃあ奇遇だな。俺らはペイントを潰しにきたんだ」 一善「ま、俺は所詮ドライバーで、こうして裏口待機を命じられたわけだがな。結果として野郎と心中しないで済んだぜ」 263 :■■■■ 縮退「心中なんて気が早いわね。脱出できるかもしれないのに?」 一善「そもそも、このビルが元お前の研究所だってわかった時から入る気はさらさらなかったわけョ」 一善「機密保持にうるさいお前が、たかが一能力者でこじ開けられる機構を作ると思うか?」 一善「あいつが怪我でもしてねえなら話は変わったかも知れねえが、今のあいつじゃ不可能。死ぬだけョ」 縮退「そうね。暗部対策も兼ねてシャッター付近には改良型AIMジャマーを搭載しているわ。今頃起動を始めた頃でしょう」 縮退「出口に近づけば近づくほど能力も減衰していく・・・ジレンマね」 一善「おー怖い怖い。本当入らなくて正解だったぜ」 縮退「あ」 一善「なんだョ」 縮退「しまった。もう一つの目的すっかり忘れてたわ」 縮退「置き忘れたDAの回収・・・あれも最終コマンドに組み込まれてるはずだから今頃動き出しちゃってるかも」 一善「おいおい・・・さらに生存率が下がったぞこりゃあ」 ☆ 闇城「おーい! 誰か! 誰かいないか!!」 闇城「畜生・・・返事がねえ」 闇城「ん・・・?あれは・・・」 264の秒数一桁で遭遇した相手が決定 奇数 崎野 偶数 デザインアニマル=ズール(DAz) 264 :■■■■:2014/09/20(土) 16 37 50 そういやとある科学の一方通行で出た過激派警備員もDAだったよな 265 :■■■■ DAz「■■■―――ッ!!」 闇城「何だこいつ・・・? 動物・・・いや」 闇城「こんな生物見たことがねえぞ」ゾクッ 闇城「ぱっと見はライオン・・・けど背中からは山羊の頭が・・・尾の代わりには大蛇が・・・・」 闇城「なんだっけ、こいつ・・・ああ、そうか」 闇城「架空の生命体・・・キメラってやつか」 DAz「■■■■!!」ガッ 闇城「何でもありかよ、この町は!」ヒョイ 闇城「くそ、こんな奴に時間を食っている暇はねえってのに!!」 闇城「エンジェルアムドッ!!」ブンッ DAz「■■」ヒュ 闇城「動きが早え・・・逃げるのは無理だな」 闇城「やるしか・・・ねえのかよ」ギリ 266 :■■■■ 端末データ削除完了まで残り12分... 闇城「おそらくこの見かけは虚仮威し! 中はただの精密機械の塊だ!」 闇城「その中枢・・・人間で言う脳の部分を潰しちまえば機能は停止する!」 闇城「問題はどこにそれがあるか・・・顔は3つあるからな。虱潰しにぶん殴っていくか」 267の秒数一桁で次の展開が決定 1、3、8 回避される 2 蛇頭にヒット 4、5 闇城ダメージ(中) 6 獅子頭にヒット 7 蛇頭、山羊頭にヒット 9 山羊頭にヒット 0 闇城 ダメージ(特大) 267 :■■■■:2014/09/20(土) 23 25 23 ほい 268 :■■■■ ぶっちゃけ仮に崎野だったとしても、あんまり変わらなかったような・・・ 269 :■■■■ データ削除完了まで残り10分... 闇城「らあっ!!」 ヒョイ DAz「・・・」 闇城「くそ・・・闇雲に攻撃してもダメか」 闇城「まぐれあたりに期待してちゃ、時間がいくら合っても足りねえ・・・」 闇城「けどこの状況で細工を施すってのも無理だ・・・そもそも俺にそんなテクニックがあるわけねえし」 闇城「こうなったら、不本意だが・・・」 闇城「 269をするしかねえ!!」 269 どうする? 1 逃走 2 エンジェルアムド ゴリ押し 3 黒丹羽に援助要請(偶数で来る奇数で来ない) 4 その他 270 :■■■■ ミス 271で 271 :■■■■ 4 「啄と共に編み出した『逆十字天使同盟(リバースクロスエンジェルリンカー)』の奥義をするしかねえ!!」 272 :■■■■ 壁を壊して颯爽と現れるメジェドが! 273 :■■■■ 闇城「は・・・ッ―――――」ピキーン 啄『ついに完成した・・・』 闇城『これが俺たち逆十字天使同盟の究極奥義』プルプル 啄『この技さえあれば打ち破れぬ者はなし』 闇城『よし、なら早速・・・』 啄『いや、これは必要となるまで封印しておこう』 闇城『なんでだ?』キョトン 啄『乱発すればすぐに対抗策を生み出されてしまう。門外不出、一子相伝の技として残すことで究極を保てる』 啄『闇城・・・この技は俺とお前のみの奥義だ・・・使い所見誤るなよ?』クク 闇城「ついに・・・長年暖め続けたあの奥義を、ここでお披露目する時が来ちまったか」 闇城「相手は機械・・・なら広まることもねえ」 闇城「啄! 今ここで使わせてもらうぜ!!」 クシュン …カゼカ? 274 :■■■■ 闇城「行くぞ」 ゴゴゴゴゴ 闇城「逆十字天使同盟、究極奥義ぃ・・・・!!」 ダッ!! 闇城「南十字の断頭台《サザンクロスエクスキューション》!!」 闇城(まずは・・・ランダムのフットワーク・・・!)シュンシュンシュン 闇城「そしてェ!!」 闇城(敵の視線が逸れた瞬間にッ!!) 闇城「殴りっ!!」 メキィ… DAz「■■■■■■―――――ッ!!!!」 闇城「抜けるっ!!!!」バキバキバキ バンッ!! 闇城「更に!! そこから垂直に・・・」 闇城「アッパァアアアアアアアア!!!」 メキメキメキ DAz「・・・・!!」 275 :■■■■ 闇城「見たか! 十字の軌跡を描いた不可視の拳を! エンジェルアムドの力を借りて威力は倍増!」 闇城「これを受けて立ってられたやつは今まで一人もいないぜ」キリッ DAz「・・・」バジッバジッ 闇城「やったか!?」 276の秒数一桁で決定 2、5、9 DAz 半壊 1、3、4、8 DAz 機能停止 6、7 DAz 効果はいまいちのようだ 0 DAz 爆発 276 :■■■■:2014/09/21(日) 00 12 30 やったか!?←それは死亡フラg 277 :■■■■ 頑張れ闇城 278 :■■■■ DAz「・・・shha爆manjxuap」ガーガー DAz「・・・omw発qjsicansil・・・」ピーピー 闇城「おいおい。こりゃまじでやったのか」 闇城「いや~自分の才能が怖くなっちまうね。こんな化け物も独自の奥義で倒しちまうんだから」 闇城「総合格闘技界デビューも夢じゃないな」ウム 闇城「・・・て、なんかヤバイ煙が立ってるんだけど」 DAz「iosjo,xandueqうぇっrちゅいおっっp」あqsうぇdrftgyふじこlp」シュー DAz「・・・・・・イッ」 闇城「い?」 ピカッ…… ☆ 黒丹羽「ん」 ドゴォォォオオオオオ…… 黒丹羽「爆発が始まったのか? まだ時間はあるはずだが・・・」パラパラ 黒丹羽「振動の伝わり方からすると二階のあたりか、たしかあいつが向かったのも・・・・」 黒丹羽「ま、どうでもいいか」 朱花「・・・ん・・・んんぅ」パチ 黒丹羽「はあ・・・こっちもようやくお目覚めかよ」 279 :■■■■ ドサッ 朱花「!?」ベチッ 朱花「いったた~~! 何いきなり振り落としてるの! お尻打ったじゃない!」 黒丹羽「重かったから」 朱花「お、重!? 嘘よ! 貴方がヒョロっちいだけでしょ」 黒丹羽「とにかく、目が覚めたなら自分で歩けよ」ゲホ 黒丹羽「それともその格好で男に触られたいのか?」 朱花「へ・・・?」 マッパー 朱花「」 朱花「!!!?///」バッ 朱花「み、見たの!?///」 黒丹羽「ハァ・・・んなこと言ってる場合か」 黒丹羽「早くここから出ないといけないっていうのに無駄なものを見て時間をつぶす暇はねえよ」 朱花「ど、どういうこと・・・?」ドギマギ 黒丹羽「建物に閉じ込められた、あと十分で爆発する。以上」 朱花「え・・・ええええええええええ!!」マジデスカ 黒丹羽「わかったら足を動かしてくれ。時間がないことは理解したろ?」 280 :■■■■ 朱花「わ・・・わかったよ・・・」 朱花「その経緯は知らないけど説明してる時間もないんでしょ? ならただ愚直に着いて行く」 朱花「けど、一つ要求するわ」 黒丹羽「?」 朱花「貴方のパーカー、貸しなさい///」 黒丹羽「ヤダ」 朱花「はあっ!? 何アンタ!? 花も恥じらう乙女に全裸で歩かせる気!?」 朱花「どんなプレイよドS野郎!!///」 黒丹羽「・・・別にアンタが大衆にその貧相な身体を晒そうと知ったこっちゃないね」 黒丹羽「あの豚に捕まったアンタが悪いんだ。衣類全部引き裂かれちまって・・・完全な自業自得じゃねえか」 朱花「そうだけど・・・! それでも手を差し伸べるもんでしょ普通は!」 黒丹羽「だって・・・アンタの身体、あの豚の唾液とか体液とかついてそうだし」 朱花「ついてないわよ!! 失礼ね、私をなんだと思ってんの! この潔癖症!」 黒丹羽「・・・チッ」 パサッ 朱花「分かればいいの、分かれば」 281 :■■■■ 黒丹羽「・・・」ムスッ 朱花「うわ・・・さすがにブカブカ」 朱花「そんなひょろ体型でも私よりは大きいのね」クス 黒丹羽「恩を仇で返された気分がよくわかったよ」 朱花「そのレディに対する配慮の無さを考えれば当然よ」 朱花「私はまさに獣のような大男に襲われたのよ。普通だったら即カウンセリングが必要なんだから。そういったケアを心がけてよね」 黒丹羽「・・・」 朱花「・・・ん?」 朱花(お腹の辺りに・・・染み? いや、これって) 朱花「血・・・?」 朱花「ねえアンタ、怪我してるの?」 黒丹羽「だったら?」 朱花「いや・・・私にできることは、ないけど」 朱花「死なないでよ・・・ね」 黒丹羽「・・・・・!」 黒丹羽「無様にぶっ倒れるのは一回で十分だ」ゼェ 黒丹羽「命なんてどうでもいいが、まぬけな姿を晒す気はねえよ・・・」ゼェゼェ 282 :■■■■ ☆ 二階 パラ…パラ 闇城「・・・・・」 283の秒数一桁で闇城の状態が決定 1 重症 2 軽傷 3 かすり傷 4 重症 5 軽傷 6 かすり傷 7 軽傷 8 重症 9 かすり傷 0 奇跡の無傷 283 :■■■■:2014/09/21(日) 01 16 13 ほい 284 :■■■■ 闇城「っつつ・・・」フラフラ 闇城「危ねえな・・・九死に一生を得るとはまさにこのことか」 闇城「爆発の直前に御史装甲を展開できたからいいものの、あと一秒遅れていたら粉微塵だったぜ」フゥ 闇城「まあいいや、さっさと後一人の侵入者を探そうかな」 闇城「ん、あそこの扉だけ、不自然に開いてやがる」ピク 闇城「なにがあるんだ・・・?」コソ 崎野「ん~っ!! んんん~!!」ムゴムゴ 闇城「崎野!? 何でここに!?」ベリッ 崎野「ぷはっ・・・闇城・・・来てくれたんだ・・・」 崎野「闇城を助けにここまで来たのはいいんだけど、敵に捕まって、ここに閉じ込められて・・・・爆発が始まったって聞いて、もうダメかと・・・思った」 崎野「助ける側が助けられるなんておかしな話だけど・・・その。ありがと、ね。闇城」 闇城「後一人が崎野だったなんてな・・・探してよかったぜ」 端末データ削除完了まであと5分... 闇城「時間もギリギリだ、さっさと出ないとヤベエ」 闇城「動けるか?」 崎野「それなんだけど・・・」 285 崎野の状態は? 1 麻痺薬で動けない 2 拘束具で固定されている 3 問題なし 4 その他 285 :■■■■ 3 286 :■■■■ 崎野「大丈夫だ。問題ない」キリ 闇城「だったら、もったいぶった言い方すんなよ」ハァ 闇城「さ、こっちだぞ」 崎野「まったく、ノリが悪いわね」フン 闇城「この状況でボケをかませるお前が図太いだけだ」 崎野「な・・・!? ヒナミンはこんな危機には慣れてるだけであって別に図太いとかそういうわけじゃないから! 繊細な乙女のハートを兼ね備えているの!」 闇城「へいへい」 崎野「適当に相槌で済ますなぁ!」 闇城「あ・・・」 崎野「どうしたの?」 闇城「下に続く階段が・・・瓦礫で覆われてやがる」 崎野「な、ななななんですと!?」 闇城「そっか、さっきの爆発の衝撃で・・・」 287 :■■■■ 崎野「爆発・・・ってまだ時間はあるはずでしょ?」 闇城「いや、それとは別の・・・って説明は後だ。ほかに一階に続く階段がないか探すぞ!」 崎野「わ、わかった!」ダッ ☆ 黒丹羽「ちっ・・・ダメか」 朱花「非常口付近に来たはいいけどシャッターが降りてるわね」 黒丹羽「・・・」ガンガン 黒丹羽「素材からすると、合金製のようだ。この硬度・・・タングステンあたりか?」 朱花「タング・・・ステン?」 黒丹羽「戦車の装甲とかにも使われている金属だ。とにかく硬い、ここいらにあるガラクタでぶん殴ってもびくともしないだろうな」 朱花「じゃあ、私の電撃で・・・!」 黒丹羽「やめとけ」 朱花「なんで?」 黒丹羽「さっきから感じないか・・・? 脳に直接響いてくるような耳鳴り、頭痛・・・」 黒丹羽「おそらくAIM拡散力場、干渉し演算を乱す機器が働いてやがる、何も考えずに能力を発動でもしてみろ。噴出点がずれ、眼球の奥から雷撃が飛び出すかも知れねない」 朱花「なにそれ、ちょっとかっこいい」ゴクリ 黒丹羽「・・・それに、レベル2,3程度の電撃でタングステンを貫ければ苦労はしない」ハァ 288 :■■■■ 朱花「じゃあどうするのよ! このままじゃ仲良く生き埋めだけど?」 黒丹羽「・・・」 黒丹羽「・・・それもいいかもな」ニタ 朱花「バカッ! 何簡単に諦めてるのよ! さっきマヌケな姿は見せないって言ったじゃない! このヘタレ!」 黒丹羽「冗談だ・・・耳元でキーキー騒ぐな、みっともない」 朱花「冗談言ってる場合じゃないでしょ・・・やめてよ」グスッ 黒丹羽「・・・フン、泣いて済めば、どれだけ楽なことか」 黒丹羽「結局、助かるならやることは一つしかねえよ」 黒丹羽「このシャッターをぶち壊す」 端末データ削除完了まであと4分... 朱花「え!? だってそれは無理だって・・・」 黒丹羽「アンタはな、俺は違う」 スッ 黒丹羽(と・・・いきこんでみたはいいものの、恐らくチャンスは一回だけだ) 黒丹羽(ただでさえギリギリの体力・・・その中でAIM干渉を押しのけて能力を発動しないといけない・・・どう考えても一回が限界だ) 黒丹羽(能力の方向性を矯正しろ、キャパシティダウンの様に行使事態が困難になるわけじゃない) 黒丹羽(暴走さえしなければ・・・!) カッ!! 289の秒数一桁で決定 1 シャッターに穴が開く(朱花が通れる程度) 2 腕が霧散する 3 指が溶ける 4 シャッターに穴が開く(朱花が通れる程度) 5 腕が溶ける 6 シャッターに穴が開く(二人が通れる程度) 7 指が溶ける 8 シャッターに穴が開く(朱花が通れる程度) 9 シャッターに穴が開く(二人共通れる程度) 0 メジェド参上 289 :■■■■:2014/09/23(火) 00 11 20 メジェドさんカモン! 290 :■■■■ ドォオオオオオオオオオオ!! 黒丹羽「!?」 朱花「なに!?」 メジェド「ふむ・・・あっけないな。タングステン・・・金属の中では最高温度の沸点を持つがオシリスの炎の前では消し炭同然」 朱花「ふくろお化け・・・? 目から火を出すの?」 メジェド「お化けではない! 強きをくじき弱きを救う、怪傑メジェドとは私のことだッッッ!!」 黒丹羽「・・・またわけのわからない奴が・・・」 メジェド「むむ! お嬢さん! 君はなんという恰好をしてるんだ! ささ、私の予備袋をかぶって!」 朱花「いやよ。私まで変人に仕立て上げるな!」 黒丹羽「ちょうどいいじゃんか。その袋かぶって俺にパーカー返せば」ポン 朱花「ふざけるなっつーの! 全裸に袋かぶるとか・・・変態レベル上がってるし!」 メジェド「いや・・・全裸よりはマシではないか」 朱花「全裸のほうがまだましよ!」 メジェド「なん・・・だと」ガクッ 黒丹羽「よくわからないけど、シャッターはぶっ壊れたんだ、先に出るぞ」 朱花「あ、そうね。見た目の強烈なインパクトで忘れてたけど私達を助けに来てくれたのよね、ありがとう」 メジェド「うむ。私もようやく見せ場を作れてホッとしている」 メジェド「このまま何もしなかったら、『何しについてきたんだこいつ』状態だからな」ボソッ 291 :■■■■ 黒丹羽「だったら、闇城とか言う奴もまだ上に取り残されてるっぽいぞ」 黒丹羽「見せ場を作りたきゃ助けにでも行けば?」 メジェド「よしわかった! 闇城が上にいるんだな! 助けい向かおう!」ブシュー 黒丹羽「袋からジェット噴射・・・なんでもありだな」 朱花「ふふ・・・」 朱花「素直じゃない奴! 正直に言えばいいじゃん『闇城も助けてやってくれって』」ムフ 黒丹羽「黙れ、泣き虫全裸痴女」 朱花「はっ!? 泣いてないからっ! 涙目は泣いたことにはならないから! それに全裸じゃないし、血のついた小汚いパーカー着てるから!」 黒丹羽「」ムカッ 黒丹羽「そうだな、無事脱出を終えたことだし、その小汚いパーカーは不要だろ。返してもらうか」ピキ 朱花「HENTAIです! 警備員さん! ここに女子の服を脱がそうとするHENTAIがいまーすっ!!」 ブッコロスゾテメエ キャー キレター <ミニクイヨナ…ニンゲンテノハ <ヘンターイ 292 :■■■■ ☆ 闇城「駄目だ・・・ここ以外一階に繋がる階段はねえ」 崎野「じゃあ・・・!」 闇城「八方手詰まりだ・・・ッ。くそ!」 崎野「ど・・・どうしよ・・・私は・・・、まだ死にたくないよ」 闇城「崎野・・・!」 闇城「お前は、お前だけは俺が守ってやる」ガシッ 崎野「どう、やって・・・?」グス 闇城「爆発と同時にエンジェルアムドを展開する・・・一か八かだがお前だけは、絶対に」 崎野「それじゃ闇城は・・・?」 闇城「・・・」 293 :■■■■ 崎野「まさか、自分を犠牲になんて考えてないでしょうね」 崎野「それじゃ意味がないの! アンタも助からなきゃ意味が無いのよ!」 闇城「崎野・・・」 崎野「アンタの力でしょ? ならあんた自身が信じなくてどうするの」 崎野「大丈夫・・・」コク 崎野「エンジェルアムドならたとえビルが倒壊しようと二人共守ることができる」 闇城「そう・・・だな・・・」ニッ 闇城「伊達にレベル4をやってるわけじゃねえんだ。たかがビルの瓦礫ぐらいお茶の子さいさいで防いでやるぜ」グッ 端末データ削除完了まで後2分... 崎野「その意気よ! ええ、大丈夫」 崎野「不思議ね・・・あと少しで周囲が爆炎に包まれるっていうのにちっとも怖くない・・・」 闇城「そうだな・・・」 闇城「なあ、崎野」 崎野「なに?」 闇城「決してやましい気持ちはないということを最初に断っておく」 闇城「その上での提案なんだが・・・」 崎野「なによ、周りくどいわね」 294 :■■■■ 闇城「抱きしめてもいいか」ボソッ 崎野「――へっ?」 崎野「え、ちょちょちょちょ! ちょっと!////」 崎野「何いきなり大胆なことをしれっと言ってるのよ!!」カーッ 崎野「こんな状況で・・・さては吊り橋効果でも狙ってるの!? 下衆男!」 闇城「落ち着け! だからやましい気持ちはないって言ってるだろ!」アセアセ 闇城「ただ・・・エンジェルアムドの硬度を最大限に挙げるには防御範囲は狭い方がいい」 闇城「少しでも密着したほうが、生存確率もアップするってことだよ。わかったか?」 崎野「むむぅ・・・まるで取ってつけたような口実だけど・・・それしかないなら、そうするわ」 闇城「わりいな・・・好きでもない男とこんなことするなんて、お前も本望じゃないことはわかってるが・・・」 崎野「バカ・・・」 崎野「嫌いだったら、助けになんて来ないわよ・・・」ボソッ 闇城「ん?なんか言ったか?」 崎野「なんでもないわよ! というか時間がないんだから早くしなさいよね!!」カーッ 闇城「俺からするのか!?」 崎野「当たり前でしょ!」アセアセ 闇城「わ・・・わかったよ。んじゃいくぞ」 ギュウ… 崎野「ひゃ///」 295 :■■■■ 端末データ削除完了まであと1分... 闇城「大丈夫か・・・? 痛くないか?」 崎野「ううん・・・もっと強く抱きしめて」 闇城「い、いいのか?」 崎野「少しでも展開面積は狭いほうがいいんでしょ! だったら躊躇するなッ!//」 闇城「お、おう・・・」 ムギュウ 闇城「あれ・・・」 闇城(この感触は・・・?) 闇城「あーごほん」 闇城「崎野・・・お前ブラ変えた?」 崎野「そういう質問はズケズケしてくるのね」ジト 闇城「いや・・・そういうわけじゃないんだが・・・随分と質感がリアルというか」 崎野「お生憎様、本物よ」ニッ 闇城「なん・・・だと?」ゴクリ 崎野「アンタが紹介した治験に行ってきたの。結果は見事成功。散々バカにしてくれたアンタに魅せつけるのもここに来た理由だったんだから」 闇城「まじかよ・・・」 296 :■■■■ 崎野「どう・・・その、かっ・・・感想は!!//」 闇城「いや、あのですね」ドギマギ 闇城「むしろこう押し付けられるとまともな思考ができないというか!!」 闇城「トラウマと興奮が入り混じってカオスなことに・・・!」ダラダラ 崎野「しっかりしなさいよ! アンタに命がかかってんだからね、闇城!」 闇城「お、おう・・・」 メジェド「お熱い所悪いんだが」 メジェド「助けにきたぞ。お二人さん」 闇城「」 崎野「」 バッ!! 闇城「いやまて!! これは誤解だぞ!! 怪人半身袋!」 崎野「そ、そうよ!」 メジェド「わかってるよ・・・こんな状況じゃタイタニック号で残された男女二人組のような心境になってもおかしくない」ウンウン メジェド「あれ、そうなると俺不要だったか?」 闇城「ちょおおおおおおおおおお!! だから・・・違うんだってばああああ!!!」 297 :■■■■ 結果から報告すると、俺と崎野は助かった。 突如現れた怪人半身袋の謎光線により、超高度のシャッターに風穴があき、無事脱出口を作り出せたというわけだ。 けれど、命に別状はなかったとはいえ、その後に課せられた課題は多々あるわけで・・・ メジェド「爆発寸前のビルで、愛を確かめ合う男女、怪傑メジェドにより救出」 メジェド「これ、記事にしてもいい?」 闇城「いいわけねえだろ! 俺らただの見せ者で、ほとんどアンタの自画自賛じゃねえか! つーかなに写真までとってやがる!」 崎野「・・・//」 崎野(写真は、ちょっと欲しいかも) ☆ 破輩「お前ら。私の言いたいことはよくわかったか?」ピキ 鉄枷「はい・・・」 闇城「はい・・・」 破輩「まったく、指示に従わずことを大きくする部下と風紀委員でもないのに首を突っ込みたがる知り合い・・・」 破輩「どうして私の周りにはこうも問題児が多いかな」ムスッ 湖后腹「ははっ大変ですね」 ゴツン 破輩「風紀委員の仕事をサボって、取り締まるべきゲリラライブの観客に混じっていたお前が言うな!」 湖后腹「・・・すいません」イテテ 298 :■■■■ ☆ 黒丹羽「・・・」イラ アルジュナ「お、新入りだな! ここの病室、学生の街のくせにばあさん爺さんばっかでキツかったんだよ」 アルジュナ「仲良くやろうぜ、もちろん俺様が先輩だからナ! ちゃんと敬えよ!」 朱花「アルジュナ、こいつ性格悪いから気をつけたほうがいいわよ~」 朱花「アンタもこの馬鹿正直一直線の男を見習ってその性格矯正しなさい」ビシッ 黒丹羽「・・・」イライラ 黒丹羽(助けるんじゃなかった) ☆ 縮退「あらあら、長い別れかと思ったけどずいぶん早い再開ね。何か用でも?」 苛句沙「いや、ただの文句と質問」 苛句沙「せっかく絶望に沈む者を増やせる機会だったのに、あのシャッターをぶち破った変人のせいで台無しだよ」 苛句沙「ちゃんとAIMジャマーは起動していたの? だとしたらなぜあの男は異能を行使し、シャッターを破壊できたの?」 縮退「・・・」クス 縮退「事実だけ言うとAIMジャマーは正常に機能していた」 苛句沙「だったら・・・」 縮退「そしてこれは推測」 縮退「この世界には超能力以外の・・・別の法則が存在するのよ。あの男が行使したものはそれ。そう考えると合点がいくんじゃない?」 苛句沙「物知りげに語るね、何か心当たりがあるの? 貴方も腐っても“木原”なんだし」 縮退「さあ? 私はDAにしか関心はないから・・・それ以外のことに興味は希薄なのよね。――でも、そうね」 縮退「私の少ない引き出しから考えると・・・」ウーン 縮退「魔法、だったりして」ニヤ 299 :■■■■ 苛句沙「・・・バカバカしい」 苛句沙「聞くだけ時間の無駄だった。それじゃあね」 縮退「あ、待って」 苛句沙「何」 縮退「貴方のお仲間さん、あのおでぶちゃん」 苛句沙「そいつがどうした」 縮退「うちの一善の元仲間だったそうでね、裏切ったことを知って一善がひどく怒ったのよ」 縮退「今頃、半殺し、いや3分の2殺し。いやいや3分の5殺しくらいされてるんじゃないかしら。助けに行かなくていいの?」 苛句沙「それ既に死んでるんじゃ」 縮退「そうね。なら言い方を変えて――骨は拾ってあげないの?」 苛句沙「あの豚はただの使い捨ての駒。情も何もない。むしろ処分してくれて感謝。臭くて邪魔だったの」 縮退「そう・・・一善も人知れず善行を働いていたのね、それならそれで良かった」ニコ 拉致されたり、爆殺されかけたり、その後ありもしない噂を流されそうになったり、こっ酷く叱られたり、 思い返せば散々な2日間だったと思う。 でもそんな二日間で唯一良いと思えたこと、それは―― 闇城「なんだかんだ巨乳を抱きしめられたのは役得でした」キリッ 二十日目 完 翌日へ
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怜「ふむふむ、お二人さんは武者修行中と」 久「こいつはただのおまけだけどね」 京太郎「なんだと、俺は一家に一人入れば大抵のことはどうにかなるという太鼓判も押されたんだぞ?」 久「あんたさ、一体アルバイトでなにやらされてきたのよ」 京太郎「執事」 久「執事喫茶ってこと?」 京太郎「そうじゃなくてものほんの」 久「……一体全体なにをしたらそんなことに」 怜「ほぇー、執事さんなんか。じゃああれやってあれ」 京太郎「お帰りなさいませ、お嬢様」 怜「……アフターはありですか?」 京太郎「もちろん」 久「なしよ、なしなし」 怜「じゃあ同伴で」 久「ダメ」 久「とにかく、そろそろ移動するわよ」 京太郎「だな」 怜「所詮はゆきずりの関係……そういうことやな」 京太郎「それでも俺は君が……!」ヒシッ 怜「うちも……!」ヒシッ 久「……で、話を進めてもいいかしら?」ピクピク 京太郎「どうぞどうぞ」 怜「かまへんでー」 久「あんたたちね……」 「あ、怜ー」 「なんや、こんなとこにおったんか」 怜「ん、こっちもツレがきた」 京太郎「じゃあゆきずりの関係も終わりだな」 久「……あれってあなたのお友達なのよね?」 怜「せやで。おなちゅーでおなこーや」 久「なるほどね……まさか千里山の人だったなんてね」 「怜、この人たちは?」 怜「暇で暇で死にそうなとこを助けてくれた恩人」 「うっ……それは、あれや」 「ごめんなー? お菓子選ぶのに時間かかってもうて」 「そうそうそれそれ」 怜「ならばよし」 久「割り込むようで悪いけど、ちょっといい?」 怜「かまへんけど、そっちは時間大丈夫なん?」 久「ちょうどよさげな相手も見つかったしね」チラッ 「ん……俺?」 久「たしか、江口セーラだっけ。雑誌で期待の一年生だって」 セーラ「あれかー、まだ大した成績もだせてへんからなー。なんか恥ずいわ」 久「麻雀の相手探してたんだけど、付き合ってくれないかしら?」 セーラ「望むところや!」 怜「……なーんか妙な流れになっとるわ。なぁ、竜華」 京太郎「へー、じゃあ清水谷って料理もできるんだ。すごいじゃん」 竜華「そんな褒めてもなんも出ぇへんよ?」 京太郎「ちなみに俺は執事経験者」 竜華「えー? そっちの方がすごいやん」 京太郎「それほどでも……あるけどな!」 竜華「あはは、須賀くんっておもろいなぁ」 怜「竜華も取られたっ!」 久「そういうわけで麻雀をしましょう」 セーラ「もちろん」 竜華「うちもええで」 怜「どうせ暇やしなー」 京太郎「じゃあ行こうぜ。早くしないと日が暮れちまう」 セーラ「場所、どうする? 俺んちは今日は無理やけど」 竜華「うちも」 怜「うちもやで。これでビンゴやな」 久「嬉しくない大当たりね」 竜華「うーん、でも場所かー……どないしよ?」 セーラ「そこらの雀荘とか?」 怜「煙いからポイーで」 セーラ「まぁたしかになぁ……あ、せやったら学校なんてどやろか」 京太郎「学校? いいのか入って」 セーラ「今日は多分誰もおらんし、問題なしなし」 竜華「……ホンマにええんかなぁ」 怜「そんな固いこと言うとると、こっちも硬くなってまうやんか」サワサワ 竜華「ひゃっ! と、怜っ」 京太郎「……くそっ、これが同性であることの強みか……!」 久「はい、馬鹿なこと言ってないでさっさと行くわよー」 京太郎「で、今日も俺がハブられるんですかね?」 久「仕方ないでしょ。弱いんだから」 京太郎「……ぐぅの音も出ない」 怜「せやったら、うちと交代でどうやろか?」 京太郎「交代?」 怜「うちも麻雀はあんまやし、体力的にもな……病弱やから」 竜華「はい、それやめーや」 怜「あいたっ」 セーラ「冗談はともかく、交代制には賛成やな」 久「そう? なら仕方ないか」 京太郎「おっしゃ! 久しぶりの出番だぜ!」 京太郎「」チーン 久「まぁ、いつも通りみたいね」 セーラ「激弱やな」 京太郎「うぐっ」グサッ 竜華「げ、元気出してっ。ほら、麻雀が激弱でダメダメでも他にも色々あるやん?」 京太郎「ぐはっ」グサッ 怜「竜華も言うなぁ」 久「笑顔で止めを刺しに行くスタイル……恐ろしいわね」 竜華「え? え?」 怜「てなわけで選手交代やでー」 久「あなたも千里山の部員なんだっけ?」 怜「まぁ、一応は」 久「そう、なら心配なさそうね」 怜「飛ばされない程度に頑張りますー」 怜「ま、こんなもんやな」 久「これは、なんというか……」 竜華「あはは……」 セーラ「怜も相変わらずやなぁ」 怜「こっちからしたらおかしいのはそっちやしー。少し運気わけてーな」 久「まぁ、飛んでないだけマシか」 竜華「体の方は大丈夫?」 怜「ん、平気やで」 久「じゃあもう半荘いきますか」 セーラ「次は引き離したるわ」 久「それはこっちのセリフよ」 久「ツモ、3900・2000」 セーラ「ロン、8000!」 竜華「ロン、5800」 怜(あかんなぁ、削られてばっかやん) 怜(やっぱセーラも竜華も、おまけに竹井さんも強いわー) 怜(対してうちはダメダメ……飛ばされんようにするのが精一杯) 怜(わかっとったけど、悔しいわぁ) 京太郎「――っ」ゾワッ 怜「――あ、れ」 竜華「怜?」 怜「う、ううん……平気平気」 怜(なに、今の) 怜(目が霞んで牌も見えんかと思っとったのに、光が差し込んだような……) 怜(……今の感覚に身を任せれば、もしかして――) 京太郎「はい、選手交代」 怜「うちはまだ……」 京太郎「そんな顔色じゃないだろ。少し休んでろ」 怜「でも、あと少しで――」 京太郎「デモもストもない。心配するだろ、みんな」 竜華「怜……」 セーラ「大丈夫か?」 怜「……わかった、ちょっと休む」 京太郎「んじゃ、いっちょかましてきますかね」 久「あんたはかまされる側でしょ」 京太郎「言ったな! テニスに逆転ホームランはないけど麻雀にはあるんだからな!」 京太郎「ふぃー、負けた負けたー!」 怜「うちら全敗やん。かえってせいせいするわ」 京太郎「これはもうやけ飲みするしかないな。てなわけでこれ、どうぞ」 怜「ペットボトル? いつの間に」 京太郎「交代で休んでる時にちょっとな」 怜「のども乾いとったし、もらうわ」 怜「……もし、未来が見れたら、どうしたい?」 京太郎「いきなりだな」 怜「いや、うちも未来が見れたら、麻雀も少しはマシになるんやないかなーって」 京太郎「たしかにそりゃいいかもな」 怜「せやろ?」 京太郎「でも……」 京太郎「俺は未来より、過去の方をどうにかしたいね」 怜「え……」 京太郎「誰だってあるだろ、黒歴史」 怜「あぁ、中学二年のころのノートとか」 京太郎「そうそう!」 京太郎(あれもこれも、まさに中二の時なんだよな……) 京太郎(なかったことにしたい黒歴史ってやつは) 怜「うちも第三の目があったらなーとか思っとったわ」 京太郎「右腕に包帯を巻いてみたり?」 怜「まさに邪気眼やな」 京太郎「ゴッドハンドスマッシュとか?」 怜「それはバイカンフーやな」 京太郎「じゃあ間をとってジャキカンフーだな」 怜「それはただの間違いやな」 京太郎「ま、なんにしてもどうしようもないんだよな」 怜「黒歴史?」 京太郎「そうそう。だからさ、過ぎ去ったことにこだわるより、前を向いてたほうがいいのかもな」 京太郎(あの一瞬、園城寺からなにか感じた) 京太郎(あれはきっと……) 京太郎「でも、前ばっか見てたらつまずくから気ぃつけろよ」 怜「せやなぁ、転んだら痛いしなぁ」 京太郎「それに、たまに足元見たら結構気づくこともあるもんだ」 怜「実感こみこみやん。もしかして痛い目見たことがあったり?」 京太郎「ノーコメント」 京太郎「それじゃーなー」 久「いい経験になったわ」 セーラ「大会には出てへんのやろ?」 久「まぁね」 セーラ「じゃあ来年やな。楽しみにしとるわ」 久「こっちもね」 竜華「怜のこと、ありがとな」 京太郎「まあ、楽しくおしゃべりしただけだけどな」 竜華「ふふ、せやな」 京太郎「お大事にって伝えといてくれ」 久「行くわよー」 京太郎「はいよー」 怜「ん……竜華、セーラ?」 竜華「目、覚めた?」 怜「あの二人は?」 セーラ「もう帰ったで。今頃は電車の中やな」 怜「そか……お別れ言えんかったのは残念やな」 竜華「うちがその分言っといたから、問題なしや」 竜華「そーれーに……アドレス交換しちゃいました!」 怜「どっちと?」 竜華「え、須賀くんやけど?」 怜「竜華……ちゃらい」 セーラ「うん」 竜華「え、え?」 久「今日の相手は真っ当な意味で手ごわかったわね」 京太郎「すっごい白熱してたもんな」 久「雑誌に載るレベルのプレイヤーだしね」 京太郎「ま、俺はいつも通りやられてただけだけどな」 久「あんたも本当に進歩がないわねぇ」 京太郎「う、運も不足してんだよ……」 久「それに技術もね」 京太郎「でもいいさ……収穫もあったし」ボソッ 久「ちょっと、なにニヤニヤしてんのよ」 京太郎「いやー、別にー」 久「……見せなさい」バッ 京太郎「あっ」 『清水谷竜華』 京太郎「……」 久「ふーん、アドレス交換してたんだ」 京太郎「わ、悪いのかよ」 久「べっつにー」 京太郎「じゃあ、携帯返してくれよ」 久「はい……このチャラ男」 京太郎「違うし……ところで明日はどこに?」 久「話題の転換が露骨すぎ」 京太郎「いいから!」
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冬休み(ふゆやす-- winter vacation)とは、日本の学校における冬季休暇のことである。 概要 日本では、年末年始を家族そろって過ごす傾向が強い。また家の手伝いなど、家庭での雑事も増えることもあり、この傾向を尊重して休暇期間が設けられているとみられる。 大学における冬休み 高校までの冬休みは12月下旬~1月上旬の10日間前後(地域によって異なる)であったのと同様に、大学の冬休みも概ねその程度の期間となっている。長期休暇中最短の地位は高校までと同様、他の休みに譲っていない。 冬休みに行われる行事 当部活で冬休みに行われる行事は無く、最も部活と縁遠くなる休暇期間と言っても過言ではない。 なお、有志でイベントが企画されることもある。 関連項目 年間行事 夏休み ・・・ 高校までとは違い、春休みより短い 春休み ・・・ 高校までとは違い、夏休みより長い
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注意 この話は涼宮ハルヒの世界のキャラをすべて性転換させてます。性転換物がだめな人はスルーで。後ハルヒと鶴屋さんをただのうざキャラから変えるため性格の変換が少し激しいです。 名前も性別が変わるのできょんを除いていじりました。 名前変わるのがダメならスルーで ちなみに ハルヒ→晴人(ハルヒト)みくる→みくり 長門→由紀 一樹→伊月 となってます。 古泉長門は字を変えただけですね。 きょん「やっぱり混んでるじゃない」 晴人「うるせぇなぁ、別に少しくらいいいじゃねぇか」 唐突だけど今私達SOS団は市民プールにきている。 なんできているのかと聞かれたら当然夏休みだから。 夏休みが始まってすぐ実施された第1回SOS団夏合宿も終わりそれからは晴人や他の団員からも連絡がなくゴロゴロとしていたらあっという間に夏休みも後半になった8月21日。 その日も例により昼までうたた寝しようと思ってたのになぜか早く起きちゃった。 しょうがないから顔を洗いテレビでもみようかと思った矢先、私の携帯からうるさい着信音が鳴った。 普通ならここで「誰だろう」となると思うけど今は朝の7時。 こんな時間から電話を掛けてくる知り合いを私は一人しかしらない。 誰が掛けてきたかも見ずに通話ボタンを押した。 「もしも「プールにいくぞ」…はぁ? 「なにいっ「9時に駅前集合、荷物持って来い。ああ後歩きで来い、来なかったら当然死刑な」 ガチャップーップーップーッ。 挨拶もなしに用件言うだけ言って切っちゃった。 別段今日はやることも無いので行くことにする。死刑は嫌だし。 プールバッグに水着を入れ髪をいつも通りポニーテールにし8時に家を出た。 8時半に駅前についた。 いつもの不思議探索と同じようにそこにはまだ長門君、古泉さんしかいなかった。 不思議探索のときもだいたいこうなってる。私がきた後に朝比奈先輩がきて最後に晴人が来る。 なんで自分で最後に来たら罰金なんて決めたのに最後に来るんだろう。 前古泉さんに聞いてみたら 古泉「ふふ、彼は素直じゃないんですよ。だから罰金制度なんて作ったんです」 きょん「素直じゃないから?意味がわからないけど」 古泉「彼はあなたの代金も払ってあげたかった。 こうゆうときは男性が女性の代わりに払うものでしょう?」 そう…なのかなぁ。 古泉「でも彼は理由もなしにあなたの分も払えるほど素直になれなかったんです。だから理由を作ったんです。 [罰金だから仕方なく払う]とゆう理由をね」 と言っていた。なんでそこまで払いたいんだろう。 恩でも売りたいのかなぁ。 しばらくすると朝比奈先輩が来た…あれ?鶴屋先輩もいる みくり「わ~やっぱりみんな早いね。涼宮君はまだ?」 きょん「みたいです。晴人はいつも5分前くらいに来ますから。鶴屋先輩はどうしたんですか?」 鶴屋「いやぁ俺を差し置いてきょんちゃんの水着姿を見ようったってそうはいかないからね。だからみくりについてきたってわけさ」 きょん「はっはぁ…」 鶴屋先輩はよくこうやって私をからかう。 今ではもう慣れたものだ。 鶴屋「う~ん、やっぱきょんちゃんは可愛いなぁ。俺と2人だけで先いかない?ちょっと先にいい店が「おい鶴屋!また勝手にきょんを連れだそうとして」 晴人がきた、ジャスト5分前…わざとじゃないの? 鶴屋「いやぁごめんごめん。きょんちゃんが余りにも可愛いからついね」 このやりとりも学校でよくやってる。 毎回毎回なにを怒ってるんだか きょん「晴人、別に鶴屋先輩は私をからかってるだけなんだから気にしないの」 そんなぁ!なんて声が聞こえた気がするけどなんなんだろ。 晴人「はぁ…お前はそんなんだからあほな男に言い寄られんだよ」 なぜか私はよく男の人に告白される、罰ゲームだろうか?お気の毒に。 きょん「仮にそうだとしてもあんたとは関係ないでしょ。別に」 晴人「関係あるから言ってんだろ」 きょん「どうゆうふうに関係あるのよ」 晴人「そっそれは…そんな恋愛事にうつつを抜かされたらSOS団の活動に支障をきたすからだよ」 まあそんなことだろうと思ったけど…ん?みんななにを笑ってるんだろ(長門君は無表情だけど) 晴人「なっ!?お前らなに笑ってんだー!」 晴人も気づいたらしくみんなに怒鳴ってる。 なんで怒鳴ってるかはわからないけど。 きょん「あれ?晴人顔赤いわよ?熱でもあるの?」 熱を計るために晴人のおでこに触る。 晴人「!!!??」 あれ?さらに赤くなった。 きょん「う~ん平熱なんだけど。具合悪いならプールやめとく?」 晴人「お、俺は至って健康だよ!もういいさっさといくぞ!」 きょん「まあ、それならいいけど」 晴人「…この鈍感…」 きょん「え?なんか言った?」 晴人「何もいってねぇよ」 ごたごたはあったけどとりあえず6人でいつもの喫茶店に入った。 晴人「じゃあ俺はレモンティーで」 みくり「僕はケーキと紅茶を」 長門「…ハーブティーとモンブラン…」 鶴屋「俺はパスタを頼むよ」 古泉「じゃあ私はコーヒーとサンドイッチをお願いします」 きょん「私も古泉さんと一緒で」 晴人「お前ら少しは遠慮しろよ!」 喫茶店で食事を終えてでる。 きょん「そういえば歩きで来いって言うから歩いて来たけどそのプールは近いの?」 晴人「いや、めんどくさいから2人乗りで行く。ほら、由紀も持ってきてるだろ」 長門「…(コク)」 きょん「なるほどね。でも私達は元々は5人よ。一人はぶれるじゃない」 鶴屋「心配ご無用!俺も自転車持ってきたよ!」 どうやら鶴屋先輩も自転車を持ってきてるらしかった。 鶴屋「さあさあきょんちゃん俺の後ろに乗って乗って」 鶴屋先輩が急かす。 きょん「あっは「ダメだ!」 晴人が叫んだ。 晴人「きょん、お前は俺の後ろだ。古泉は由紀の後ろ。鶴屋の後ろはみくりだ」 鶴屋「え~なんで~なんでさはるにゃん~」 晴人「そのあだ名はやめろ」 きょん「でも別に誰が誰の後ろに乗っても関係ないんじゃないの?」 鶴屋「そうだそうだーきょんちゃんも言ってやれー!」 晴人「だーもううるせぇ!団長命令だ!」 最終的には晴人が言った通りになった。 鶴屋「ブーブーずるいよなぁはるにゃんは」 みくり「うわっ!鶴屋君ちゃんと運動してっわっ!」 古泉「長門君すいません、後ろに乗せてもらってしまって」 長門「…いい…」 きょん「はやい!晴人はやいって!」 晴人「うるせぇ!俺はいつでも全力なんだよ!」 やっとプールについたけど…疲れた。 晴人「これくらいでへばるなよだらしない」 きょん「う…るさい…私は…女の子なんだから…」 なっなんか飲み物…。 長門「…これ…」 きょん「あ…あり…がとう」 ゴクッゴクッぷはぁ きょん「はぁ、楽になった。ありがとう長門君」 長門「…別に…いい…」 鶴屋「大丈夫かいきょんちゃん。はるにゃん!女の子にはもっと優しくしなきゃだめだよ!」 晴人「…ふん…俺は先に行くぞ」 鶴屋「もう!きょんちゃん大丈夫?更衣室まで行けるかい?」 きょん「はい、もう大丈夫です。ありがとうございます鶴屋先輩」 みくり「それじゃあ僕達も行くよ、プールでね」 きょん「はい、朝比奈先輩」 長門「……」 きょん「またね、長門君」 長門「…(コク)」 3人も更衣室の方へ行った。 古泉「きょんさん、私達も」 きょん「うん。行こう」 …………… っで冒頭に至るんだけど。 そりゃ市民プールに休みの日に行きゃこうなるわよね。 しかも学生って私達だけっぽいし。 鶴屋「うわ~親子ばっかり。場所間違えたね~はるにゃん」 晴人「あーもううるせぇ。だいたい鶴屋を呼んだ覚えはない。文句あるなら帰れ」 帰っていいの?やっ晴人「お前はダメだぞ。団長命令で強制参加だ」 …だろうと思った。 みくり「まっまあとりあえず場所を決めようよ。っね?」 古泉「それなら朝比奈先輩長門君が既に、ほらあっちにいますよ。行きましょう」 とりあえず長門君がとってくれた一本のパラソルの下に荷物を置いた。 晴人「うし、さっそく泳ぐか…おいきょん、上着着てたら泳げないだろ。脱げよ」 きょん「わかってる。今脱ぐわよ」 私は白いビキニの水着を着てきた。 でも胸がないから正直恥ずかしい。 「………」 今の沈黙は長門君じゃなくて晴人の。 なんで沈黙してるんだろ。 晴人「………」 きょん「どっどうしたの?晴人」 晴人「…お前やっぱ胸ないなぁ。古泉を見てみろよ」 きょん「なっ!わかってるわよそんなこと」 うぅーわかってても他人に言われるのはやっぱりきついなぁ。 鶴屋「ひどいなぁはるにゃん。2人共似合ってるよ」 みくり「うわぁ…すっごい似合ってるよきょんちゃん。っあ、古泉さんもすごい似合ってるよ」 長門「…似合ってる…」 古泉「ありがとうございますお三方」 古泉さんは黒いビキニを着てる、胸も私よりずっと大きい…ちょっと羨ましい。晴人「…まあいい。とにかく行くぞ」 それから私達はプールで一杯遊んだ。 誰が一番先に端にたどり着けるか競争したり(ビリはやっぱり朝比奈先輩だった) ボールの当てあいをしたり(鶴屋先輩は朝比奈先輩ばっかり狙ってた) しばらくしたら晴人が「そろそろ昼にするか」と言った。 昼食は古泉さんが作ってきたらしい。 古泉「皆さんのお口に合うかわかりませんが、お召し上がり下さい」 色とりどりのミックスサンドだった。すごくおいしかった。今度作り方教えてもらおう。 晴人「よし、腹も膨れたし水深2メートルプール行こうぜ」 この市民プールにはなぜか普通の25メートルプール、お子様用のプールにもう一つなぜか水深が2メートルの50メートルプールがあった。 実際プールに入るまで気づかなかったがそちらはさすがに人が少ない。 ほとんどがプールサイド際で泳ぎの練習をしてる親子だった。 鶴屋「いいね。もっかい競争しようよ」 みくり「えっえ?水深2メートル?だっ大丈夫かなぁ」 鶴屋「大丈夫だってみくり。いざとなったらこの鶴にゃんが助けるよ」 古泉「私は異存ありませんが、長門君はいいですか? 長門「…(コク)」 きょん「水深2メートルかぁ…大丈夫かなぁ」 私の身長は153cm。泳ぎもうまくない。 晴人「きょん、言っとくが拒否権はないぞ」 きょん「はぁ…しょうがないわね」 とゆうことで、水深2メートルプールでの競争が決定した。 ちなみに朝比奈先輩はやはり危険なのでスタートの合図をしてもらうことになった。 みくり「いくよぉ。よーい…ドン!」 うわっみんな早い!。 でも最初から勝てるとは思ってないしゆっくり行こう。 きょん「…ッ!?」 足つっちゃった!だっ誰か助けて! みくり「あっあれ?きょんちゃん!?みんな!きょんちゃんが!」 ダメだ…もう…意識が…。 「きょん!」その言葉を最後に私の意識は途絶えた。 「…ん…ょん…きょん!」 きょん「ん…ぅうん…」 古泉「よかった!目が覚めました。」 気付けば私はどこかの室内にいた。 きょん「…ここは…?」 古泉「ここはプール脇にある救護室です。あなたは足をつって溺れ気絶してしまったんです」 そうだ…私足をつって。 古泉「とにかくよかったです。目が覚」「バカカやろう!心配かけさせやがって」 さっきまで黙ってた晴人が怒鳴った。 …そうか。私みんなに心配かけちゃったんだ。 きょん「ごめんなさい…。」 晴人「………」 古泉「とりあえず目が覚めたことを言ってきましょう。長門君、付き合ってくれますか?」 長門「…(コク)」 2人は出て行った。 鶴屋「いやぁよかったよきょんちゃ「あっあの、鶴屋君、僕とジュース買いに行こうよ」 鶴屋「えっみくり?いやっ俺はここにいるうううぅぅぅ~…」 なぜかもう2人もでていっちゃった。 そしたらまた黙りこくってた晴人がしゃべりはじめた。 晴人「…ほんとは…俺のせいだよな…」 きょん「…えっ?」 晴人「俺がきょんを無理やりやらせなかったらこんなことにはならなかったよな」 きょん「違うわよ!あれは私が勝手に足をつって「ごめんな。きょん」 私の言葉を遮って晴人が謝った。 晴人が謝ったのなんて初めてみたから私は自然と返事をしていた。 きょん「…うん…」 晴人「多分さ…舞い上がって調子に乗ってたんだと思う」 晴人がなにか語り始めた。 晴人「きょんとプールに行けるって思ったらさ、俺嬉しくなっちまって。お前を気遣うの忘れてた」 きょん「…そんなの別に…」 晴人「水着見たときもさ、ほんとはあんなこと言うつもりなかったんだ。ただお前に見とれててつい恥ずかしくなっちまって…」 きょん「…晴人…ありがとう。嬉しい…。」 晴人「きょん…俺…「ジュース買ってきたよー!」 「「うひゃあ!」」 思わず驚いて飛び上がっちゃった。 鶴屋「ん?どうかした?」 きょん「いや、なんでもないです鶴屋先輩。ありがとうございます」 古泉「もう日も傾きましたし、帰りましょうか」 晴人「…そうだな。帰るか」 鶴屋「いやー楽しかったね、ありがとうみんな」 みくり「ほんとに楽しかったね」 長門「…(コク)」 きょん「…うん…楽しかった」 帰り道、晴人にさっきのことを聞いてみた。 きょん「ねぇ、さっきのなんて言おうとしてたの?」 晴人「なっなんでもねぇよ」 きょん「えー教えてよー気になるじゃない」 晴人「それぐらい自分で気付けバカ」 きょん「なっバカってなによー!」 うーん気になるなぁ。なんて言いたかったんだろぅ。わかんないなぁ でも、これだけは言える。2人の仲が…少しだけ前進した…そんな1日だった。 fin おまけ 古泉「にしても私口調変わってませんし名前も一樹からせっかく伊月に変わったのに一度もでませんでしたし」 長門「…僕も…ほとんどしゃべらなかった…一人称をしゃべったのも今が初めて」 作者「いや、でもまあ処女作ですし多めに見るとゆうことで。それにほら、微妙に長古もだしてたでしょ?」 古泉「そう言われましてもねぇ。どうしましょうか長門君」 長門「次は僕と古泉伊月の話をだすべき。でないとあなたの情報連結を解「わっわかりました。次回作はあなたたちの作品を書きますから。」 執筆後のやりとりでした
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前日へ 655 :■■■■ 十一日目 闇城「結局夕方まで待っても・・・あいつは来なかったな」 闇城「・・・俺の選択は間違いだったのか?」 闇城「あぁ!! もう!」ブンブン 闇城「過ぎちまったことグジグジ悩んでも意味なんかねえじゃねえか」 闇城「よし。こういう時は外にでてリフレッシュするに限るよな」 闇城「ずっと部屋に引きこもりじゃ病んじまう」 闇城「んじゃどこに行くか?」 656 どこに行く? 656 :■■■■ おっぱいパラダイス 658 :■■■■ なお、10日の死因はおっぱいという 659 :■■■■ 桃園『なあ闇城・・・』 闇城『なんだよ先生』 桃園『おっぱいってなんなんだろうな』 闇城『ブッ!!』 闇城『い、いきなり何言い出しやがる』 桃園『俺はな・・・気になってるんだよ。造形としてはシンプルな半球・・・なのにそれが男を魅了する』 桃園『何かがある・・・あの形には何かがあんだよ』 桃園『』スッ 闇城『名刺・・・?』 桃園『俺の行きつけの店だ。おっぱいパラダイス、知る者ぞ知る男の楽園』 闇城『おいおい・・・生徒になんつー店を紹介してんだよ』アキレ 闇城『つーかあんたもあんたでよく行くよ。腐っても教師だってのに』 桃園『勘違いするな。そんあいかがわしい店じゃない。ピュアにおっぱいを愛する紳士たちが集うバーのようなものさ』 桃園『なにか人生に迷いを感じちまったらそこにいけ』 桃園『きっと・・・吹っ切れるだろうよ』フッ 660 :■■■■ 闇城「おっぱいパラダイスか・・・開店時間午後五時」 闇城「ちょうどいい頃合いだ。どうせだし行ってみるか」 ☆ 闇城「来てしまった・・・というか本当にあったよ」 闇城「なになに・・・厳選した美乳の美女があなたに至福の時間を与えます。まずはカウンターから指名する子を選んでください・・・か」 闇城「まんまキャバクラじゃねーか!? 財布の中身が一瞬にして底をつきそうだ」ガク 闇城「まあいいや。ここまできたら男闇城、撤退は許されない」キリッ 店員「いらっしゃいませ。どちらの子をご指名ですか?」 闇城「ああ、そういうのは特にないんで。おすすめの子でお願いします」 店員「かしこまりました。ではお席のほうにご案内させていただきます」 ☆ 闇城(しっかし・・・)キョロキョロ 闇城(案外しっかりした内装だな) 闇城(まるで、普通の喫茶店みたいだ。下品さがない) 闇城(まあそんなことはどうでもいいんだ) 闇城(そろそろ女の子くるかな・・・? おっぱい大きいかな? 俺はコッチのほうが気になっている)ワクワク ??「お待たせしましたー」 闇城「あ、どうも」 661 誰? 661 :■■■■ 10日目を何とか生き延びたジュリアさん。 662 :■■■■ ジュリア「ご、ごめんなさい。遅くなっちゃって。何分今日からはいった新入りなもので」アセ 闇城「」 ジュリア「」 ☆ 闇城「あはは・・・大丈夫っす。もう頭の整理はつきました」 闇城「だから・・・顔隠さないでこっち向いてくださいよ。気まずいのはわかるけどそれはお互い様だし」 ジュリア「・・・」チラ ジュリア「あ~・・・もう最悪よ」ハァァァ ジュリア「まさか知り合いに会うなんて思ってなかったわ・・・ううううー」 闇城「あの、色々と聞きたいことはあるんすけど、まずどうしてこんなところで働いて・・・?」 ジュリア「それはね・・・色々とあるのよ。色々と・・・」 ジュリア「言っちゃえばお金がなくて。昨日の戦いでボロボロにやられちゃってなんとか助けられたはいいものの、治療代がかなりかかって」 ジュリア「ほら? 私はここの人間じゃないじゃない? 保険とかが適用されなかったのよ」トホホ 闇城「ははは・・・それならアルジュナになおしてもらえばよかったのに」 ジュリア「・・・」ピク 663 :■■■■ まさかのリンクw (ジュリアの)作者さんいわく「CよりのD」だそうな 664 :■■■■ 闇城「あれ、どうしたんですか? 黙って・・・」 闇城「そう言えばアルジュナは? アイツ今日俺の家くるっていったのに結局来なかったんすよ」 ジュリア「・・・アルジュナは」 665 アルジュナはどうなった? 1 第六天魔王をぶっ倒して帰ったわ 2 第六天魔王に殺されたわ 3 第六天魔王と相打ちに・・・ 4 その他 665 :■■■■ 4 第六天魔王と痛み分けで病院にいるわ。奴もしばらくは動けなさそうだけど… 666 :■■■■ ジュリア「第六天魔王と痛み分けで病院にいるわ。奴もしばらくは動けなさそうだけど…」 闇城「は・・・は」 闇城「アイツ・・・何がチャチャッと片付けて帰るだよ。口だけじゃねーか・・・」 闇城「けど・・・よかった・・・来ねえ理由はそういうことかよ。あーあ、心配して損した」ケッ ジュリア「ふふ、セリフと表情が一致してないけど? 君、今にも泣き出しそうな顔している」 闇城「ばっ・・・! 何言ってんだよ! 俺はポーカフェイスの闇城と巷では有名で・・・!」 ジュリア「はいはい。そんなことより何頼むの? もちろんお酒はダメだからソフトドリンクでね?」 闇城「じゃあ・・・ジンジャエール」 ジュリア「了解! ジンジャエール一つお願いしまーす!」<ハーイ! 闇城「それじゃ、第六天魔王の野郎はまだこの町の何処かに?」 ジュリア「ええ。でも大丈夫だと思う。アルジュナが言うには『5分の6殺しくらいにはしておいた。しばらくは何も出来ねーダロ』だって」 闇城「分母超えてる!? それ完璧に死んでんじゃん!」 カツカツカツ ジュリア「あ、ジンジャエール来たみたいだよ」 ??「お待たせしました」ビキビキ ジュリア「もう、なにお客さんにガン飛ばしてるの? 私なら大丈夫だから、ほらスマイルスマイル」 667 :■■■■ ゴドリック「こ、こうですか?」ニコー ジュリア「そうそう、張り付いた笑みだけどさっきよりはマシ!」 ゴドリック「では、失礼します」 闇城「・・・なるほど、お連れさんも一緒にここでバイトって言う訳か」ズズー ジュリア「そうなのよ。ここの住人でもない私が働けるのはここくらいだからって説得しても『そんないかがわしい場所で働かせられない。働くなら僕も一緒だっ!』・・・て譲らなくて」 闇城「まあ・・・そりゃあそうでしょう」 闇城「確かに思った以上にまともな店っぽいけど、なにせ店名がね・・・」ハハ ジュリア「けどその店の名で釣られてホイホイ来ちゃったのは誰?」 闇城「それを言われると何も言い返せない」 668 :■■■■ ジュリア「んじゃ、何かお話しましょうか?」 ジュリア「ここではお酒を注ぎながら、お客さんと会話をするお店なの。語りたいこと、聞きたいこと、なんでもいいわよ?」 闇城「んー・・・それじゃあ」 669 何を話すor聞く? 669 :■■■■ 闇城「うーん、急にだと思いつかないなぁ・・・」 ジュリア「だったら私が学園都市で気になったことを聞いていいかしら?とあるできごとについて」 672 :■■■■ 闇城「うーん、急にだと思いつかないなぁ・・・」 ジュリア「だったら私が学園都市で気になったことを聞いていいかしら?」 闇城「いいっすよ」 ジュリア「えーと、なんで風紀委員って下着姿が正装なの?」 闇城「はい?」 ジュリア「いや、だからなんで風紀委員は」 闇城「下着で活動してるか・・・って、そんなことねえよ! みんな普通の格好だよ!? もしいるとしたらもはやジャッジメントされる側だよ!?」 ジュリア「ええー・・・? おかしいなあ・・・私が出会った風紀委員は確かに下着姿でそれが普通って言ってたけど」 闇城「いやはや、夏の暑さで幻覚でも見たんじゃねえっすか? もしかしたらそれもまた魔術師の仕業かも」 闇城「おのれ魔術師」 ジュリア「もう冗談じゃないの! 本当なんだってば!」 673 :■■■■ 闇城「まさか、それは風紀委員の革を被った噂の脱ぎ女とか」 ジュリア「脱ぎ女・・・?」キョトン 闇城「都市伝説みたいなもん。いきなり人前で脱ぎ出す女がいるとかいないとか」 闇城「そして、その脱ぎ女に会った女性は―――」 ジッ・・・ 闇城「脱ぎ女になるらしい」 ジュリア「え? なにそんな神妙な顔つきでこっち見てるのよ! 私は脱ぎだしたりなんかしないから!」 ジュリア「というか根も葉もない噂を何信じこんでるのよ」 闇城「いやーそれが本当だったら見てみたいなー・・・なんて。ちなみに」 闇城「その脱ぎ女さん、スタイルの方は・・・?」ゴクッ ジュリア「見た目は学生だったんだけど・・・」ガク ジュリア「悔しいことに私よりも胸が・・・」 ジュリア「って、何聞いてんの!? 今のナシ! 何も言ってない聞いてない!」 闇城「ほほう・・・学生で巨乳で脱ぎぐせあり・・・か。これは一度キツイ説教を」 パコッ 闇城「あいたっ」 ジュリア「はいはい。下心丸出しのスケベ顔やめなさい」 ジュリア「そんなことはもういいのよ。それで? 聞きたいことなにか見つかった?」 闇城「えーと・・・ですね」 674 何を話す・聞く? 674 :■■■■ 昨日をどうやって生き延びたかを聞いているうちに、別の女性従業員(何者かはおまかせ)がやってくる 675 :■■■■ 闇城「あ、そうそう。結局昨日どうなったんすか」 闇城「怪我して入院したってことはあの研究者に・・・」 ジュリア「ええ。ボロ負け。正直相手が魔術を知らないから自分が優位に立った気でいたのよね」 ジュリア「けれど、よくよく考えたら私も科学のことをよく知らない。その油断のせいでひどい目に会ったわ」 ジュリア「気絶している間に頭部に爆弾を取り付けられたの。駆けつけたゴドリックになんとか解除してもらったけど、その解除したとき、爆発まで5秒くらいしか残ってなかったって聞く」 ジュリア「ホント・・・生きてるのが不思議だと感じてくるわ」 闇城「それは俺もっすよ」ハハハ ??「あら? ご新規さん。珍しいね。ここ常連しか来ないのに」 676 :■■■■ ジュリア「あ、先輩」 ??「先輩はやめてください。ジュリアさんのほうが歳上なんですから」 闇城「どうも」ペコ 山女山愛娘「初めまして。ご主人様。私、あけびやま あこ でございます。真のメイドとなるべくこちらで働かせて頂いております。ご来店の際はぜひ私をご指名ください」ペコリ 闇城「ご、ご主人様?」ドギマギ 山女山「はい。お客様は全てご主人様ですよ? なにかご不満でも?」 闇城「い、いや苦しゅうない」アセアセ 闇城(ここはおっぱいメイド喫茶なのか? なんにせよ巨乳の美少女にご主人様と呼ばれる破壊力は計り知れねえ・・・) 闇城(桃園のおっさんが常連になったのがわかる気がする・・・) 677 :■■■■ ゲシッ! 闇城「あいたっ!」 ジュリア「貴方はどこを凝視しているの? 全くこれだから・・・」 山女山「ジュリアさん。ご主人様に手を出すのはいけませんよ? たとえ今日はいったばかりと言ってもそれくらいはお分かりですよね?」 ジュリア「いやでも、貴方はそんな目で見られてもいいの?」 山女山「いいじゃないですか。減るものでもないですし」 山女山「それに、目の保養をするのもメイドの役目です」 闇城「いや・・・さすがにそこまで求めちゃいないけど」ハハ 山女山「ご主人様の命令は絶対なのです。ご主人様が求めることがあればそれに従う」ズイッ 闇城「いっ!? ち、近い! 近すぎだ!」 山女山「たとえそれが『夜のご奉仕』とかそんな類いのものであっても喜んで承りましょう。ですが、万一の場合は相応の責任を取っていただきます。具体的には終身雇用とか」 闇城「はい!?」 モミュ・・・ 闇城(あたってる! あたってるから! というかこの位置からだと谷間が丸見え・・・!) ジュリア「先輩!」バッ スッ 山女山「ですから。先輩はやめてくださいと。それにただ、からかってみただけですよ」ニコ 山女山「闇城様と言いましたか。この店に来るお客様にしてはずいぶんと純情そうですね」 闇城「ソウイウノハヨクナイトオモイマス」カチコチ 678 :■■■■ 山女山「それでは、ごゆっくり」 山女山「ご主人様。今度は私と色々とお話しましょうか」 闇城「は・・・はぁ・・・はぁ」 闇城「いつも以上に強敵だった。そりゃあ、それなりのモノを持つ者とは何回か会ってきたが、表情一つ変えずに強烈なアプローチを仕掛けてきた猛者は今回が初めて」 闇城「危ない・・・もう少しで、あいつに金を貢ぐダメな大人の仲間入りをするとこだったぜ」 ジュリア「なに独り言を言ってんの?」ハァ ジュリア「まったく・・・なんで男っていうのは胸ばかりを・・・」ブツブツ 闇城「まぁまぁ。ジュリアさんだってプロポーション的には悪くないぜ? ただちっとばかし俺の求めるボリュームには達してないかな」 ジュリア「どこの話をしてるのよ? というかなんで上から目線?」ビキビキ 闇城「タンマ! タンマだって! ほらメイドの極意を忘れたのか? ご主人様には手を挙げな――」 ゴゴゴゴゴ・・・・ パチンッ! ☆ 闇城「・・・」ヒリヒリ ジュリア「とにかく、そういうデリケートな話は会って間もない人に持ちかけないこと」 ジュリア「わかったら返事」 闇城「ふぁい・・・」 ジュリア「それで、そろそろ閉店時間なわけだけど? もう少し話してく? それとも帰る」 闇城「んー・・・」 679 どうする? 679 :■■■■ おっぱいを揉む 681 :■■■■ 闇城「んー、今日はもう満足した。帰るわ」 ジュリア「そう。じゃお会計済ましましょうか」 ☆ 出口 闇城「ほっ・・・思ったよりは良心的価格だった」 闇城「本当に常連になっちまうかもな・・・」 ジュリア「あら、雨が振ってたみたい。タイルが濡れてるわ」 山女山「お足元にお気をつけてお帰りください。ご主人様」 闇城「しかし見送りまで・・・そんなのいいのに」 闇城「じゃあ、またな。もしかしたらまた来るか」 ツルッ 闇城「もっ!?」 ムニュ! 闇城「あ、危ねえ・・・とっさに掴まなきゃ転んでた」 闇城「って、俺は何を掴んだんだ? とっさの事で覚えてねえ」 ムニュムニュ 闇城「ずいぶんと柔らかいな」 闇城「なんだこれ?」 682 :■■■■ 山女山「純情そうに見えて実は野獣でしたか。これはさすがに誤算でした」 山女山「しかし私は構いませんよ。それ相応の見返りが期待できるのならば」 闇城「え、ええええ!?」バッ 闇城「わ、悪い! そんな気はなかったんだ! ただ滑って・・・」 山女山「ええ、存じております」 闇城「ほっ・・・」 山女山「暗闇に乗じて私を貯め続けた性欲のはけ口にしようとしたのですね」 闇城「ちがーうッ!! 全然違うから!!」 闇城「ジュリアさんよ! アンタもなんか言って」 ゴゴゴゴゴ・・・・ 闇城「え・・・あの・・・何でそんなに怒っていらっしゃるのでしょうか」 ジュリア「わからないの?」ビキビキ ジュリア「さっきの警告を無視するどころか、更に大胆なことを・・・!」 闇城「いやだからこれは事故d」 ジュリア「帰れえええええええええええええええ!!!」ビュン! 闇城「ひぃいいいい!? なんか知らんが槍が勝手に動き出して俺を狙ってくるぅうううう!!」 闇城「あーッ!! 違うんだよ!! これは全部おっぱいのせいなんだ―――ッ!!!」 十一日目 完 翌日へ
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#blognavi 今日から2学期の学校生活。給食も始まった。 ありがたいわ~給食は。 息子は今成長期の食べ盛りで すぐお腹がすく。お昼にならにうちに「お腹すいた~」を連発・・ 早くできるものを とあわててそうめんを・・でもそうめんっておなかいっぱいにならないのよね~ 「足りへん!オムライスが食べたい」 またあわてて玉ねぎ切って・・ こんな毎日だったので 給食がほんとにありがたい。 小学校最後の夏休み 有意義に 規則正しい生活を!と日頃子どもを放ったらかしにしてる反省もあって、ちゃんと管理していこうと決意。。親が見ていなければゲーム漬けに陥ってしまう。子どもがダメになってしまう。。 まず学校の宿題と塾の宿題は早めにきちんとさせて ピアノの練習はちゃんと横について 読書は決めた時間必ず・・それが終わるまでゲーム禁止! あと自由研究(これがまた大変)と 家族の一員として家の仕事をって学校からの手紙にあったし。 当たり前のことをするんだけど いちいちガミガミ言わないと進まない。。もう疲れた・・ 夏休みが終わってみてどうだったかと言えば ケンカが増えただけ・・ なんか急に叫びたくなってきた 主婦に休みは無いのか~~~! 男の人はいいよね!! 仕事帰りに飲みに行ったり 休みの日は遊びに行ったり 主婦、母親は家の事、子どもの事から逃れられないもんね たまには夜のお出かけしてみたいよ~~! なんてこんな時間にこんなブログ書いてる私って お気楽? カテゴリ [ブログ] - trackback- 2006年09月04日 12 08 07 名前 コメント #blognavi
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19歳。青春18切符で日本一周全県制覇をもくろむ。不審者なのが玉にきず。
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もらったもの 「構造改革」下の企業経営 とゆう本(新潟タムラさん) パスケース(福島パスケースさん) 梨(栃木凸者さん)
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8月12日(はれ) きょう、わたしたち旧地獄のメンバーはこいしさんからおしえてもらったかいすいよくじょうでいっぱいあそんだはずでした。 おりんさんは水によわいらしいのでゴムボートをもってきたはずですけど、 途中で穴があいたりおくうがみずをじょうはつさせちゃったりとたいへんなはずでした。 8月13日(はれ) ちかくのホテルでいっぱくしたわたしたちは『メイとマイのワールドシーツアー』にさんかしたはずでした。 旧地獄ではみられないお魚をいっぱいみれてすごく楽しかったはずでした。 8月14日(晴) 私、ゆっくりぱるすぃは山で海水浴をしています。 なぜ、誰のせいで、命を狙われているのかはわかりません。 ただひとつ判る事は、この海水に秘めた力と関係があるということです。 お空とお燐は水に弱い。 他にも巨大ゆっくりが2~3人以上。白い揚陸艦を所有。 どうしてこうなったのか、私にはわかりません。 これをあなたが読んだなら、その時、私はゆっくりしているでしょう。 …パルパルしているか、どうかの違いはあるでしょうが。 これを読んだあなた。どうか博霊神社にでも訴えてください。それだけが私の望みです。 「一体どうしてこんなことに………っ!」 事の始まりは8月12日。明日から三日間海で遊ぶということでゆーぎややまめたちと水着とかの道具を吟味していた時だった。 突然私たちを海に誘った張本人であるゆっくりさとりんがやってきて、男前フェイスで私たちに向かってこう叫んだのだ。 「大変だみんな!海が全て蒸発した!!」 「「「な、なんだってーーーーーーーーーーーーー!!!!」」」 ノリで叫んだのはいいがその時の私たちにそんなこと信じられるはずがない。 私たちはまず始めに困惑し、熟考し、あらん限り嘲笑した。 けれどさとりから示された情報は私たちにその残酷な事実を信じさせるものに十分なものだったのだ。 「な、なによこれ……」 「私達が行く予定だった海の写真です。……鳥取砂丘じゃありませんよ」 いや、これはもう鳥取砂丘にしか見えない。潮が消えたため砂浜が広がり、水平線が地平線へと変わり果てた海の姿が映像として映し出されたのだ。 流石にこんなものを見せられては信じるしかあるまい。というわけで私たちは仕方なく次の旅行のプランを立て始めたのであった。 その日からTVではひっきりなしにキャスターのきめぇ丸の偽物が海の蒸発にについて熱弁し始めた。 天人の仕業だ、とか孔明の罠だとか、ディケイドの仕業に違いないとか色々な憶測を呼んだけれど確的原因はまだ誰にも分らなかったのである。 で、8月14日、紅饅館の前の湖で水浴びしようということになって再び水着とかの道具を吟味していると再びさとりんがやってきてこう言ったのだ。 「ぱるすぃ!ゆーぎ!あなた達は海を取り戻す為に山に登り聖水(清めの塩を入れた水)を火山に投げ込んできなさい!」 RPGの王様もびっくりな難題を押し付けてきやがった。 なんでピンポイントに私とゆーぎなのだ、と当然の疑問をぶつけるとさとりんはこう返してきた。 「りんは猫だから水に弱い、お空だと聖水を蒸発させてしまうかもしれない。 やまめだと聖水が穢れてしまいます。きすめは桶だからです。あと愚妹のこいしはどっか行っちゃいました」 「……で、消去法でわたしたちってことね……」 くそうパルパル。水に弱いやつらが妬ましい。私はよりにもよって橋姫だし。 正直めんどくさいし断るつもりだったがゆーぎのやつがやたらノリノリで私と一緒に行くこと前提で話を進めやがった。 で、そんなこんなで話は異常なまでに進みまくり私たちは今こうして聖水という名の海水を入れた水槽型スィーに乗って山を登っているのであった。 私も湖に行きたかったなぁ。ああ、妬ましい。 「ごぼごぽぱぁぐぽぽぽぽぽぽ(まぁいまこうして海水浴できるしいいじゃないか)」 「がぽぽぽぽぽぽぽぎゃぽんぽぽぽっぽぽぁ(水槽で海水浴ってふざけるんじゃないわよ、ぱるぱる)」 本当どうしてこうなったのだろうか。責任者出てこい。 「ぷはっ、しかしどういう理屈なのよ。この水を火山になげこめば海が復活するなんて」 「ぱんぽいっぱぶぽぽぺばばばばび(ま、信じるしかないだろ。海が無くなった理由だって分かんないし)」 「いい加減でてきなさい」 まぁあの人を見透かしたようなさとりんのことだ。変なところから情報を得ても別におかしくはないだろう。 訳分からないことは訳分からないことで対処する。それは私たちゆっくりにも当てはまるような気がする。 「山で海水浴かぁ……ああ、きすめ達が激しくねたましいっ!!」 私達を運ぶ水槽型スィーは海水を溢すことなく順調に山を登り続けている。 この調子なら今日中に着くだろう。そしたら明日から海水浴の準備を続けようじゃないか。 「そういうわけにも……びぱぱぽうばぽ(いかなそうだぞ)」 「なんでセリフの途中で……ってどういうこと!?」 「ほらみてみろ……やつらこの海水をねらおうとぎらぎらめをひからせてやがる」 出発するときさとりんから海水を狙う敵には気をつけろと言われた。 海水なんて狙うやつどこにいるのだ、水なんて井戸掘れば出てくるし海が戻る事を願わない者はいないはず。 その時は一笑に付しただけだったが今私達は確かに何か悪意に満ちた視線を肌で感じていたのだ。 「う、うそでしょう……」 「あいにくわたしは嘘が嫌いでね……奪われないようにそなえろよ……」 そう言ってゆーぎはスィーから出てその視線の主に対して構えをとる。 私もスィーを止めて敵に備えるが何故か体の震えが止まらない。どうして、受けているのは単なる視線だというのに。 「くるぞっ!!」 「GUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」 猛獣のような雄叫びが響き、草陰からその視線の主がのそりのそりと地響きを立てて現れる。 「そいつ」は山の如して言っても遜色がないと言いきれるほど巨大な体を携えていた。 腕も足も腰も胴も、全てが規格を超えている。そして何より、その巨体から発せられる威圧は全てを圧倒していた。 「ヘビータイプ……だな」 -''"´ `' ,'´ ,. -‐ァ'" ̄ ̄ ̄`ヽー 、`ヽ ゝ// `ヽ`フ . / .,' /! /! ! ハ ! ',ゝ . ( ! ノ-!‐ノ! ! ノ|/ー!、!ノ ,.ゝ DOSUKOOOOOOI!!! . . . ヘ ,ノレ' rr=-, r=;ァ ir /! ノ . . ( ノ ! ! ヘ( . . . ) ,.ハ ) 'ー=ョ ( ! ',ヽ.''ー‐---,,,_ .) '! ト.、 ,____, .イ i .ノ , ゛', r´ t、 `r---------‐´レヘ ノ / ノ _,f'、 ,, ' ` ー一'´ ,;' ゛''''i、,-''"゛i ノ _,,r''´ ゛ "´ ( ノ ,,.‐'´ ゛'' ,、,,‐'iン' ..... .. .. ', r,‐‐ / r、__,-'´ _,,-'´_,,,.-ヽ, ,' '、 l i,) /-,,_ ヒ'-'ゝ. 、 ,,.-‐'',.-''"´ l'、,. ,...ノ ゛'、,,_ ノソ_,/ `゛'‐, ゝミ_,,ノ" ,'´ iヽ,`゛゛゛´ ゛゛"./~i .... ', ト; .. ', i'、 ,/ノ.,ノ .. ゛゛ ', ,' ゛'',ソ‐-、 '、i i'‐、,_ _,,..ノ、,ィヘ,,-‐‐'"´゛i" ゛,. ,' ,' `゛'', ´ヽ、'、 ヽ'ど'''"'‐、,,_ノ, '; ', l ,.ノ , /"'ぐすこいヽレティ゛ ' . ゛'、. l 「って関取じゃないのよ!!!」 「いや、ただの関取じゃない……RIKISHIだ。この騒ぎで魔道に堕ちたか……」 「ちがいがわからないわよ」 まぁ単なる力士ならゆっくりしてるスィーの速度でも引き離せることだろう。 そう思って私はゆーぎに再び乗るよう勧めたが、ゆーぎは首(?)を横に振って私の勧めを断固として拒否した。 「むり、だ。すぐに追いつかれる」 「そんはずないじゃない、あんなでかい体なのに」 私は分からず屋のゆーぎをむりやりスィーに乗せようと一度水槽から出る。 だがその時関取が大きく四股を踏み、それによってかつてないほどの衝撃が私達を襲ったのだ!! 「あわわわわわっ!!!な、なによ!!」 「見ろ……これがRIKISHIのちからだ」 「DOSUKoooooI!!!」 そのまま地響きを鳴らし続けながら力士はガニ股の姿勢で私たちに迫ってくる。 先ほど私は山のように、という比喩を使ったが少し訂正させてもらう。 この速度は、道なき道を駆けるダンプカーそのものだ!!!! 「ぱるすぃ、わたしがこいつを引きつけておくからすぐに山頂へ向かってくれ」 その巨大さに速度が加わったあまりの威圧に私は委縮することしか出来ない。 だがゆーぎは私に向かって誇らしげにそんなこと言い放ったのだ。自分だって30㎝くらいのゆっくりの癖に。 「で、でも……」 「RIKISHIはDOHYOUに撒くためのSHIOを欲しているんだ。奴らはこの聖水を狙うことだろう」 そうなったら海はもう復活しない。だから世界のために命がけで守る必要があるんだ。 ゆーぎはそう言うがこのあまりの力量差ではゆーぎは無事ではいられまい。でもゆーぎは私に有無を言わせず髪の毛で私を水槽の中に投げ込んだのだ。 「さあぱるすぃ!いくんだ!いそげよ!!…………実は……お前のこと……そんなに好きじゃなかったよ」 「ゆ、ゆーぎ……………………」 一見良いように見えて地味に捨て言葉のような告白を受け私は涙ながらにスィーをフルスロットルで動かした。 零れた涙が聖水に混じる。塩が目に入って再び涙を流す無限ループ。 私は居た堪れなくなり去っていくスィーから勇猛果敢に戦うゆーぎの姿を見た。 ゆーぎは必死に相手の突っ張り、張り手を悉くかわし、隙を見てはあの巨体に向かって体当たりを続けている。 でもゆっくり特有のもちもち肌で相手にダメージは与えられない。寧ろ相手の弾力のせいでゆーぎの方がダメージを喰らっているように見えた。 「あ、ああ……」 彼女の姿は次第に小さくなっていく。もう見ていられなくて私はちゃんと運転するためにくるりと前を向いた。 「ゆーぎ…………無茶ばっかり……」 (知ってたか?角が付いてるキリン装備で角攻撃は出来ないんだぜ?だから私は角を使わない) いつも角を使わず体当たりで戦うゆーぎはそんなことを信条としてのたまっていた。 今も彼女は体一つで戦っている。ウソかホントか分からないが、もしホントだったら相当のアホではないだろうか。 「あぁーここならゆっくり出来る……」 全速力でスィーを走らせようやく私は落ち着けそうな岩場まで辿り着いた。 でも夢中で走っているうちに日もすっかり落ちてしまい辺りはシンと静まりかえっている。夏だというのに虫の音さえも聞こえてきやしない。 「はぁ………」 まるで寂れた墓場のようでバサルモスでも出そうなこの場所で私は大きく嘆息をついた。 これじゃあ明日海行くのは絶望的だ、あとゆーぎは大丈夫だろうか。色々な悩みが悉く押し寄せ私は夜風に当たろうと水槽から飛び出した。 「うう、何で私は……勇気を振り絞れるゆーぎがねたましい……」 本当はちょっと悲しいけど、そんな感情を誤魔化す為に私は無理にパルパルする。 でも今の私は水槽の外、混じらせるための聖水は周りには無く私はただただ涙を流した。 「…………………………お~い」 「!!!!!!」 静寂の中、微かに誰かの声が私の耳に聞こえてきた。 いいや、誰かの声なんて暫定的なもので表すものじゃない。確信する、この声はゆーぎの声だ。 「いやぁまさか私の角にこんな使い方があったとは!!」 闇の中からあの鬼特有の活発な声がどんどん大きくなってくる。 これほど大きい声を出せるということは無事なのだろう。それにセリフから判断すると、きっと角を使って勝利したのだ。 私は純粋にゆーぎが無事だったことに喜んだ。涙を誤魔化そうと無理やりパルパルしてももうそれは無駄に終わる。 「ゆ、ゆーぎっ!!!」 「いやぁ私の角が取っ手として使えるほど持ちやすいとは!盲点だったなー」 「ばっかじゃねぇのかてめえ!!!」 確かに無事だったけどさ。ゆーぎはその自慢の角をあの力士に掴まれてやってきたのだ。 そのままゆーぎは私の方へと投げられて見事に水槽へとダイブする。 塩水が頭にかかる。もう混じらせるための涙は流石に湧いてこなかった。 「ごぼごぼごっぽぉ(いや~体当たりだけじゃあの肉質にダメージ与えるのは無理だな~)」 「何か意図があってあえてしないと信じたいけど………角使いなさいよ!!」 「ごぱぽ(いや、キリン装備は角で攻撃しないじゃん)」 「……その素材元のキリンは普通に角攻撃するのに?」 私がそう言うとゆーぎは無言となり十秒後くらいにうわああああああ的な表情になった。 真性のアホだった。 「ど、どうすんのよってああああ!!!あのふとましいのめっちゃこっち見てる!目が輝いて怖い!」 「MADOUに堕ちたRIKISHIはみなああなるんだ………他にもPOTETIしか食べなくなったりYAKYUTOBAKUしたり……」 「もう何なのよ!RIKISHIって!!うわこっちきたぁ!!」 私はすぐさまスィーに乗って逃げだそうとしたがあのRIKISHIの突っ張りがスィーの側面を打って、激しい衝撃が私たちを襲う。 幸いガラスは割れなかったようだがRIKISHIは続けざまに突っ張りを繰り返し、もう横転してしまうんじゃないかというくらい激しく揺れた。 「ぽぺぺぺぺ(ゆれるゆれるゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ…………うえ~~~っ)」 「ぐぺぷぽ!(やめてよ!)」 あ、もうこりゃ駄目かな、仕方ないからこの夏休みはプール行こう。 そう悟りながら水中を揺れていると何か反対側の方から目の前のRIKISHIとは違ったまた別の威圧を感じた。 「ば、ばぴ!?(な、また何かが!?)」 「この水を狙ってるのは、こいつだけじゃないってことさ……おげっ(ぐぺぽぽぽんぼぼぼぼぼ)」 「ぐぺぷぽ!(やめてよ!)」 もう一人の敵よりもゆーぎの体調の方が危機的状況だが無視しないではいられない。 私は揺れる水の中、もう一つの闇に光る眼を見つけた。 ,.‐''⌒|\ ,.‐''⌒|\-‐ァ'´ ̄`7ー 、.,_ /;;;;;;;;;;;;;/ \ /;;;;;;;;;;;;;/ \ァ7"´ ̄`ヽ、 `メ、 /;;;;;;;;;;;;;;/ /;;;;;;;;;;;;;;/ \ \_ノ\ (_ <;;;; ,ト、_/(_ <;;;; \ \_,ノ 、 \;;;;;;;;;;;;;; く \/\;;;;;;;;;;;;;;; \ ヽ ,ハ \;;;;;;;;;;;; />''"´ \;;;;;;;;;;;;;;; \ |_/| \;;/ \;;;;;;;;;;;;;;;;; \ | | DOSUKOOOOOOOOI!! 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「そんなことで嫌な顔すんなよ……あ、そうだ。塩と言えばもう一つ無駄知識があったわ」 「……………ま、まぁ聞いてあげないこともないわね!!!」 「あ、いやさ。ガン○ムでセ○ラさんが勝手にガンダ○で出撃する話あるじゃん。 あれTV版だと塩を探してるときに交戦してるんだよ」 へぇ~、自分は映画版しか見てないから知らなかったわー。 ってだからなんでゆーぎに教えてもらってんのよ!!畜生畜生畜生!!!! 「ぱるぅーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 「落ちつけおちつけ」 ゆーぎに必死に宥めてもらって私はようやく正気を取り戻す。 こういうときは明日のことを考えろ。青い空、青い海、きらめく水飛沫。ああ、考えただけでも胸がときめいてしまう!!! 「はは、もしかしたら塩を探してる戦艦が実際に来たりしてな」 「そんなはずあるわけないじゃないの、やっぱりゆーぎはゆーぎね。」 ああ、妬ましい嫉ましい。でもいつの間にかゆーぎも元気を取り戻してくれたようだ。 最初の頃はなんか鬼ってうぜーなって距離を置いていたけれど、こうして一緒にいるうちにゆーぎと一緒にいるのが楽しくなってきた。 明日の海水浴ゆーぎも誘おうかな?そう思うと少し楽しくなって私はスィーを動かし続けた。 「…………………なんかさっきより暗くなってない?」 「…………………………なんか轟音が聞こえるな」 先ほどの台詞がフラグで無いことを祈る。 とにかく前を向いて、戦艦なんて来るはずないじゃないの。 『あ~テステス、ムラムラ。こちらびゃくれん軍第四ボス艦隊所属強襲揚陸艦ホワイトセイレーン。塩わたせ~』 「逃げるぞっ!!!」 「分かった!!!」 危機を共にすると深い絆を生むというように互いの意思がシンクロする。 ゆっくりせずに全速力で進んでいるがヤバい。なんか背後ですっごい爆発音が聞こえる。 「ここまで来て終われるかぁーーーーーーーーーーーーっ!!!!」 「劇場版でのマ・クベってどうなったんだろうなぁーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」 『海水なくちゃ舟幽霊のアイデンティティがなくなっちゃうでしょうがーーーー!!!』 三人の叫びが夜の火山にこだまし、不意にわたしたちの体はスィーごと浮き上がった。 恐らく、ミサイルか何かが、私達のちょうど背後に、着弾して、爆風に巻き込まれたの、だろう。 そして、必死に、走り続けたためか、いつの間にか、私達は、山頂に辿り着いていて、 私達の着地予定地点は、火口の中だった。 なんでこんな冷静に物事を判断できるのか、私は不思議でたまらない。 「あ」 「おっと」 水槽から投げ出された私は無意識的にゆーぎの金色の髪を掴んでいた。 後ろ髪を引っ張るだなんて橋姫らしい酷い事をしているような気がしたけれど、ゆーぎはそんなことを気にしている様子はなかった。それどころか 「ちゃんとつかまれよっ!!!」 とまで言ってくれて、私達はそのまま火口の内壁に勢いよくぶつかっていった。 内壁は掴めるところがなく、このまま私達はずり落ちていくか、跳ね返ってそのまま重力に従っていくかどちらかだっただろう。 でもそうならなかった。ゆーぎの角は見事に内壁に突き刺さっていたから。 「こ、こんな使い方もあるとはな……おどろきだ」 「うううゆゆゆゆゆぅぅぅ」 私達は助かったのだ。 海水の入ったスィーはそのまま火口に落ちていって、ぼしゃんと焼けるような音を立てて溶岩の中に沈んでいった。 「えっと、あの水を火口に入れればいいんだから……」 「これで海がもどる……のね」 気が緩んで落ちてしまいそうになったがゆーぎの髪がちゃんと絡みこんでしっかり私を支えてくれた。 そのまま私達は死に物狂いで火口から這い出ていった。 「あの船もどっかいっちまったか。あいつ、前地底にいたムラムラむらさじゃね?やたらムラムラしてたから」 「あ、あの、ゆーぎ……」 雄々しく紅く輝いていたゆーぎの角は内壁を登っているうちにすっかりボロボロになってしまっていた。 でもそんなこと気にした様子もなくゆーぎはのほほんとゆっくりした表情で前を見据えている。 「さて、ホントに海がもどるのかねぇ……いまいち実感がわかないな」 「あ、そ、それじゃ」 私はほんの些細なことだけど勇気をもってその一言をゆーぎに語りかけた。 「いっしょに、海いきましょう?」 「うん!そうだな!!」 ここから近い海ならゆっくりしてても朝にまでに着くだろう。 水着なんていらない。二人だけのゆっくりした夏の海水浴。 「うおぉ……ちゃんともどってるな」 ゆっくり歩いたり休んだりして約六時間。 私達も知っているありのままの姿の海が私達の目の前に広がっていた。 映像の砂漠なんて元々無かったと、言ってもいい。ちょうど登り始めた朝日が水平線に輝いて美しい。 「これが……海、なのね」 「やっほーい」 地底ばっかに引きこもっているから流水の美しさというものを忘れかけていたのかもしれない。 ゆーぎは最初から海水浴が楽しみだったのかはしゃいでばしゃばしゃと海の中へ入っていった。 「こらこら、まちなさい!」 朝の海水浴と言うのは珍しいが歩き疲れたので今は水の冷たさを感じたい。そう思い私はゆーぎを追って海へと勢いよく飛び込んだ。 「ぱっるぅ!!…………………………………あれ」 冷たくない。海って冷たいものじゃなかったっけ。 それとも私達は間違えて屋外スパリゾートへ来てしまったのだろうか。 「いやーー!あったかくて気持ちがいいな!」 「あ、え、ええと、ゆーぎ……ここうみよね」 「ん?ここはたしか零九寺海岸のはずだろ?」 近くのおくうのようなマスコットキャラが描かれた看板には確かに海岸と書いてある。 というかスパだったら水平線なんて見えるはずがないじゃないか。そう温かい海に浮かびながら悩んでいると背後から不意に声がかかった 「お疲れ様でした二人とも。はい、これ」 さとりんだった。男前フェイス&170センチの長身&ラフな格好だから違和感たっぷりだ。 さとりんは手に持った二本のラムネを私達に手渡した。キンキンに冷えて気持ちがいい。 「あ、えーと、これホントにうみ?」 「言いたいことは分かります。とりあえずここまで頑張った二人には1から事情を……」 とりあえず、旧地獄が岩塩の販売に手を出したことはゆーぎから聞いていることだろう。 しかし調子に乗って掘り続けた結果海に繋がってしまい海の水が一気に旧地獄に溢れ出てしまったのだ。 「海岸線が途方に引くほどの量が流れ込んでしまいましてね。幸い地上近い街の方には行きませんでしたけど」 「あ、それじゃ蒸発ってのは……」 「私達の情報操作です。TVの方もぬかりなくやっておきました」 地霊殿のみんなを総動員して海の水を元に戻すことをしたけれど出力が足りなくてどうにもいかなかったそうだ。 そこで地球の力を少しだけでも借りようと火山をほんの少し活性化させるという話になったのだ。 「へぇ……それが私たちのしごとだったのか」 「おかげで水もほとんど元に戻すことが出来ました。礼を言います」 地霊殿の主から礼を言われるというのは結構嬉しいことで私は少し照れてしまう。 いや待て、事情は分かったがこの海の温かさの理由は……… 「灼熱地獄跡で保管してましたから」 「………………………………………こんなの海水浴じゃない!!!」 なんで真夏の暑い日に温かい海で泳がなあかんのだ!!!これじゃ単なる屋外スパリゾートだろうが!!!! くそう、違いなんて塩分だけじゃないか。この、この。 …………………いや、先ほどから口の中に水が入っているが塩辛さなんて全然ない。 どういうことだ。海はもっとしょっぱいものじゃないのか!? 「……さとりん、なんかしょっぱくないけど」 「岩塩の事業は駄目になってしまいましたからね……その代わりに海水の塩分を」 ………………………………………じゃあ、私達は何のための海水浴をしてるんだ。 折角海に来たのにやってることは地霊殿とそう変わらないではないか。なんのための任務だったんだ!! ゆーぎのやつはというと全然気にしない様子でのんびり浮かびながら酒を飲んでいた。 「だいじょうぶさぁ~塩辛さなんて長く湯につかってりゃ汗の塩で元に戻る」 「汗臭さなんて誰も求めてないわよ!!」 「とりあえず明日からここで屋外スパ『おくうくうランド』始めるので、バイトしたいのなら優先してあげますよ」 「いらねぇーーーーーーーーーーー!!!!こんな暑い中だれがはたらくかぁーーーーーーーー!!!」 ああ、いまごろヤマメやキスメ達はつめた~~~~い湖で優雅に泳いでるんだろなぁ。 ちるので納涼、ちょいと場違いなスイカ割り、紅饅館でのディナー。 それに比べて今の私は屋外で温泉だぁーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?! 「ねたましィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!」 8月15日晴れ夏真っ盛り終戦記念日あとコミケ3日目。 一人の嫉妬ゆっくりの叫びが海岸に木魂した。 キリン装備じゃ角攻撃出来なかったのか それにしても水槽で山を登るって発想自体こうきたかと目が点になった 普通思いつかないw -- 名無しさん (2010-08-21 10 07 11) 手形の謎とかうまいなあ。そういえば幻想郷って海が無いから塩は 岩塩なのかな? -- 名無しさん (2010-08-22 18 37 42) RIKISHIの恐怖に背筋が凍ったw奴ら日本の精鋭すぎるww でもYAKYUTOBAKUだけは簡便なw -- 名無しさん (2010-09-15 15 07 30) 名前 コメント